お気に入りの椅子を長く使っていると、どうしても座面の革がボロボロになってきてしまいますよね。座面の張替えをすることで、ボロボロになってしまった椅子でも再び綺麗な状態に戻すことができますよ。
今回は、椅子の革を張替えるためにはどうすればいいのか、張替える方法について詳しく紹介していきます。是非参考にしてみてください。
(トップ画出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E6%A4%85%E5%AD%90&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja&pp=70&p=6)
椅子の革を張替える2つの方法
- 自分で椅子の張替えを行う
- 修理業者に依頼して張替えしてもらう
2つの方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いというものではありません。
自分に合っていない方法で修理してしまうと、余計な時間や金額が掛かってしまったり、失敗してしまったりする場合もあります。この記事を参考に、より自分に合っていると感じる方法を使うようにしましょう。
まずは、自分で椅子の革を張替えるときのメリット・デメリットや詳しい手順について紹介していきます。

椅子の革を自分で張替えるメリット・デメリット
椅子の革を自分で張替えるメリットは、椅子の修理が終わった後にすぐに使えることでしょう。業者に依頼した場合は、修理だけでなく郵送する時間も必要なため椅子が戻ってくるまでに数週間は掛かります。
椅子が使えない時間をなるべく短縮したい、と考えている方には自分で張替えるのが早くておススメです。
対するデメリットは、修理するのに手間と時間が必要になってしまうことでしょう。
修理するのに手間を掛けたくない方や、まとまった時間が確保できない方には、椅子の革を自分で張替えるのはおススメしません。
椅子の革を張替える場合に必要な道具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー、もしくはペンチ
- ハサミ
- タッカー
椅子の革を張替えるときに使う道具は上記の4つです。どういった用途で使うのか、他の道具で代替えができるのかも詳しく紹介していきます。
プラスドライバー
プラスドライバーは、椅子から座面部分を取り外すときに使用します。椅子によっては六角レンチが必要な場合もあるため、修理する前に必ず椅子を確認するようにしましょう。
マイナスドライバー、もしくはペンチ
座面の生地が留められている太い金属の針は、素手で外すのがとても難しいです。そのため、マイナスドライバーやペンチなどの道具が必要となります。
ハサミ
ハサミは、座面に張る生地を切るときに必要になります。家にある普通のハサミを使ってもいいですが、生地を切った後は切れ味が落ちてしまうため注意しましょう。
タッカー
タッカーとは、座面に布地を留めるための大きなホッチキスに似た道具です。安いタッカーであれば1,000円程度で購入することができます。
修理のためにわざわざタッカーを買うのが嫌だ、と思う方は文房具のホッチキスでも代用できますよ。

張替える革を選ぶときの注意点
次に新しく張替える生地に関する注意点ですが、張替える生地に本革を選ぶのはやめましょう。本革は非常にデリケートで扱いの難しい素材です。
そのため、張替えが失敗する可能性が高くなります。加えて、本革自体が高価な素材のため、失敗したときの損失が大きくなってしまいます。
本革でなければ、ほかにどんな素材を使っても大丈夫です。色や手触りなど、自分の気に入っているものを選ぶようにしましょう。
張替える革は、手芸用品店やネットで購入することができます。椅子の張替えキットも販売されているので、どの生地を買うか悩んでいる方はこちらを購入してみてはいかがでしょうか。
椅子の革を張替える手順
椅子の革を張替える手順について、順番に見ていきましょう。文章だけ見ても分かりにくいという方のために、手順が詳しく説明されている動画も紹介しておきます。
- 座面を取り外す
- 座面から古い生地を外す
- 新しい生地をカットする
- 切った生地をタッカーで座面に取り付ける
- 余った生地を切り取る
- 座面を元通りに取り付ける
以上が椅子を張替えるときの手順です。慣れていない方は特に、焦らずゆっくりと丁寧に作業を行うといいでしょう。
椅子の張替え手順では、失敗して取返しの付かなくなるのは生地をカットする工程だけです。生地を座面に取り付ける際にシワが寄ってしまった場合は、タッカーの芯を外して付け直せば大丈夫ですよ。
次の章からは、業者に修理を依頼した場合について紹介していきます。本革製の椅子だったり、自分での修理が怖いなと感じていたりする場合には、以下の内容を参考にしながら業者へと依頼してみてください。
革の張替えを業者に依頼した場合のメリット・デメリット
椅子の張替えを業者に依頼した場合のメリットは、自分で修理する手間が必要ないのと、失敗がないことです。自分で作業するのが不安な方や、まとまった時間が取れない方にはおススメです。
また、業者に依頼した場合、『本革で張替える』という選択肢も選ぶことができます。本革で張替えたいと考えている方は、素直に業者に依頼しましょう。
業者に依頼するデメリットは、椅子が帰ってくるまで日数が掛かってしまうことと、業者を選ぶ手間が掛かってしまうことでしょう。
修理を依頼したことのない方であれば特に、どんな修理業者に依頼すればいいか悩んでしまいますよね。そこで、業者を選ぶときのポイントについて紹介していきます。
椅子の革の張替え業者を選ぶときのポイント①値段
「とにかく安く張替えたい」と思っている方であれば、張替えに掛かる値段を重点的に見て、依頼する修理業者を決めましょう。
しかし、安いからとすぐに飛びついてしまうのは危険です。いざ依頼してみると『送料が掛かってしまって結果的に高くなってしまった』ということにもなりかねません。
張替える値段に加えて、送料がどのくらい掛かるのかも確認するようにしましょう。無料見積もりをしてくれる修理業者も多いので、見積もりを依頼してみるのも一つの方法です。
椅子の革の張替え業者を選ぶときのポイント②サービス
値段ではなく、張替え以外に受けられるサービスから修理業者を選ぶという方法もあります。
- 張替えに選べる生地が豊富
- 椅子のぐらつきも修理できる
座面の生地以外の部分もボロボロになってしまっているのなら、張替えを頼む際に一緒に修理を依頼してみるのもいいでしょう。
また、取り扱っている生地は業者によって違います。自分の気に入る生地を取り扱っているのかどうかで修理業者を選ぶのも一つの方法です。
業者に依頼するのであれば本革への張替えも可能なため、本革に張替えたいと考えている方は、本革生地の取り扱いがあるのかも見てみましょう。
おススメ修理業者
値段が安い『座面張替え.COM』

『座面張替え.COM』はとにかく安い値段で張替えたい、と考えている方におススメの修理業者です。座面の張替えが1,800円から依頼することができるのが大きな特徴です。
こちらでは、取り外した座面のみを送るシステムとなっています。愛知県にある会社ですが、送料は全国一律1,500円に設定されているので、遠くに住んでいる方でも安心して利用できます。
しかし、安い値段での張替えを依頼した場合、選べる革は在庫があるものに限られてしまいます。張替える革にこだわりたい、という方には向かないサイトです。
取り扱っている生地が豊富『AZUMA』

修理業者『AZUMA』は、張替えられる生地の種類が豊富に用意されているのが大きな特徴です。また、選べる生地は柄や色から検索ができるので、より自分の理想に合った生地を探しやすくなっています。
加えて、生地のサンプルをまとめて送ってもらうことが可能なため、手触りも直接確認することができますよ。
しかし、値段は椅子1脚辺り8,000円と値段が高いため、とにかく安い値段で修理して欲しい、という方には向かないサイトです。
まとめ
今回は椅子の革を自分で張替えた場合とプロに張替えを依頼した場合、それぞれのメリット・デメリットについて紹介しました。
自分で張替えた場合、作業する手間が掛かってしまいますが修理が終わればすぐに使うことができます。
対してプロに張替えを依頼した場合は、技術がある専門の方に修理して貰うので失敗する心配がありません。しかし、張替えを依頼した椅子が戻ってくるまで日数が掛かってしまいます。
それぞれのメリットとデメリットを比べて、より自分に合った張替えの方法を使うようにしましょう。