今回はベッドマットレスに生えてしまったカビの取り方と、カビを生やさないための予防のポイントについて徹底解説します。
マットレスは大きくて重いので、購入してから今までマットレスの状態を確認しないで使っていませんか?もしかしたら、カビが生えてしまっているかもしれません。すぐにチェックしてみましょう!
この記事を読めば、マットレスに生えたカビの危険性やカビの取り方などがわかります。マットレスを使っている方は、一度目を通しておくのがオススメです。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E7%9C%A0%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-2197947/)
マットレスにカビが生える原因

カビが発生する条件は、湿度65%以上、温度20~30℃、皮脂やホコリなどのゴミがあることです。3つの条件が揃うと、カビが一気に発生しやすくなります。
マットレスは、上記の条件を満たしやすいのです。寝ている間に汗をかくため多湿になりやすく、体温で程よく温められ、人から出る皮脂や髪の毛が付着するからです。
特にマットレスの床側の面は湿気がこもりやすく、普段目につかないので、久し振りにめくってみたらカビがビッシリ生えていたなんてことも起こりえます。
マットレスに生えたカビを取る方法① エタノール
マットレスにカビが生えてしまったけれど、新しく買い換えない場合は、カビを取ってキレイにしましょう。マットレスに生えたカビを取る方法を、3つ紹介します。是非参考にしてみてください。
1つ目は、薬局で売っているエタノールを使ってカビを取る方法です。必要な道具が揃いやすいので、すぐに作業を始めたい方にオススメの方法です。
- エタノール(アルコール濃度70~80%のもの)
- エタノールを入れるスプレー容器
- 捨ててもいい布
エタノールのアルコール濃度が高い程、カビの除去効果が高いです。また、適度に水分がある方が、カビのたんぱく質が固まり死滅しやすくなります。そのため、アルコール濃度70~80%のエタノールを選びましょう。
- 布にエタノールを吹きかける(始めから直接吹きかけるとカビが舞ってしまいます。)
- 布でカビを拭き取る(こすると広がるので、叩いて拭き取りましょう。)
- マットレスに直接エタノールを吹きかける
- しっかりと乾かす(時間がない場合はドライヤーを使いましょう。)
説明した手順を1回行うだけでも効果はありますが、気になる場合は数回繰り返すのがオススメです。
エタノールはカビの除去効果はありますが、漂白効果はありません。カビのシミまでは取れないので、注意しましょう。
マットレスに生えたカビを取る方法② カビ取りスプレー
2つ目はインターネットで1000~2000円程で購入することができる、カビ取りスプレーを使ってカビを取る方法です。カビの除去だけではなく、シミも取りたい方にオススメの方法です。
- カビ取りスプレー
- 捨ててもいい布
以下の手順はあくまで一例です。カビ取りスプレーの種類によって、必要な道具ややり方が異なります。購入後、使い方をしっかり確認し、書いてある手順に従いましょう。
- カビ取りスプレーをカビに吹きかける
- 30分~1時間放置
- 必要であれば布で拭き取る(こすると広がるので、叩いて拭き取りましょう。)
- しっかりと乾かす(時間がない場合はドライヤーを使用しましょう。)
マットレスの色落ちが心配の場合は、目立たないところで色落ちの確認をしてから作業を始めるのがオススメです。
説明した手順の1回目でカビを取りきることが出来なかった場合は、数回繰り返しましょう。
マットレスに生えたカビを取る方法③ クリーニング業者

3つ目はプロのクリーニング業者にマットレスをキレイにしてもらう方法です。カビの取り方①②でもカビが取れなかった場合は、プロに頼みましょう。
マットレスを郵送する方法だけではなく、訪問でキレイにしてくれるクリーニング業者もあります。自分に合った業者を選んで、マットレスをキレイにしてもらいましょう。
価格はマットレスのサイズによりますが、1万~3万円でやってくれる業者が多いです。
マットレスにカビを生やさないためのポイント① ベッドフレーム

カビをキレイに取った後や、カビが生えていなかった場合は、マットレスにカビを生やさないために予防をしましょう。マットレスにカビを生やさないためのポイントを、4つ紹介します。
まずは、現在使っているベットフレームを確認してみましょう。1枚板のものやフレーム下が収納になっているものは、通気性が悪く高温多湿の環境になりやすいです。
高温多湿を緩和させるために、マットレスを置く部分がすのこになっているタイプのフレームを選びましょう。さらにマットレスが床から離れていると、より通気性が良くてオススメです。
またベット下に隙間があると掃除がしやすく、ゴミが溜まりにくくなります。フレームはマットレスを置く部分がすのこで、マットレスが床から離れるタイプのものがオススメです。
マットレスにカビを生やさないためのポイント② 除湿シート

除湿シートは、マットレスに吸収された湿気や汗を吸収してくれます。マットレス内の湿度が下がり、カビが生えにくい環境を維持しやすくなるのです。
湿気を吸収した除湿シートは、天日干しして乾燥させることで、くり返しマットレスの湿気を吸収してくれます。
ショッピングモールの寝具売り場やネットショッピングなど、様々な場所で販売されています。すぐにカビ予防を始めたい方にオススメです。
マットレスにカビを生やさないためのポイント③ 置き方

大きくて重いマットレスですが、敷きっぱなしだと湿気がこもりカビが生えやすくなります。定期的に立てかけて干すようにしましょう。一番天日干しが良いですが、難しい場合は部屋干しでも問題ありません。
またいつも同じ面で寝ていると、同じ場所ばかりに汗が吸収されて、部分的にカビが生えやすくなります。干したマットレスを戻す際、裏表・上下を入れ替えてみてください。
マットレスのカビ予防だけではなく、マットレスのヘタレ予防にもなるのでオススメです。
マットレスにカビを生やさないためのポイント④ 換気

毎日朝起きたら窓を開けて換気しましょう。部屋の空気の流れが良くなると部屋の湿度が下がり、カビが生えにくくなります。
季節によっては部屋の温度も下がるので、高温多湿な環境を避けることができます。さらに、部屋の空気が循環すると、カビの養分となるホコリやゴミなども外に追い出すことが可能です。
誰でも簡単に行うことができるカビ予防なので、是非本日から取り組んでみてください。
カビが生えたマットレスを捨てるべきか判断するポイント

マットレスは決して安いものではありません。そのため、小範囲のカビならば、エタノールやカビ取りスプレーを使って様子をみても良いでしょう。
広範囲のカビならば、処分を検討しましょう。カビは目に見えている以上に広範囲に広がっているので、近いうちに健康被害がでる可能性が高いです。
また、マットレスの寿命は平均10年と言われています。10年前後使用している上でカビが生えていたら、買い替えのタイミングかもしれません。
おわりに
以上が、マットレスに生えたカビの取り方と、カビを生やさないための予防のポイントについての解説でした。
マットレスにカビが生えてしまっていた方は、体調に影響がでる前にいち早く対処しましょう。あまりにも酷い状態の場合は、買い替えを検討するのがオススメです。
マットレスにカビが生えていなかった方は、今後カビを生やさないようにしっかりと予防しましょう。今日からできる簡単な予防方法もあるので、是非参考にしてみてください。