近年話題の、本革のように見えるレザーテックス。でも、本革と違って水にぬれても大丈夫。そんなレザーテックスをもっと知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
今回はレザーテックスとはなんなのか、レザーテックスの種類や手入れ方法、レザーテックスを使ったおすすめソファー3選などを紹介します。
レザーテックスとは

レザーテックスは関家具という会社が開発した新素材で、本革のような見た目と本革やフェイクレザーでは実現できない優れた耐久性を兼ね備えているんです。
レザーテックスは、フリース生地に新しく開発された特殊な技術で、何度も繰り返し色を重ねていくことで作られています。本革のような見た目は何度も色を重ねることで表現しているんですね。
元がフリース生地なので、本革のようにひんやりとした感触はなく、通気性に優れているので夏でも冬でも快適に使える素材なんですよ。
「本革の見た目は好きだけど、冬にひんやりしたり夏にべたつくのが嫌」という人にピッタリです。
レザーテックスのいいところ

レザーテックスの良いところは、本革さながらの見た目と優れた耐久性を併せ持っているという点にあります。水分、摩擦、紫外線、引っぱりや引き裂きなど、あらゆる面で優れた耐久性があるんですよ。
本革は耐久性がないからフェイクレザーを使っているという人もいますが、フェイクレザーは長く使っていると劣化でポロポロとはがれ落ちてしまうのが難点。でも、レザーテックスならその心配もありません。
耐久性を確かめる試験では、7年間の利用を想定した実験でもフェイクレザーのような著しい劣化は見られませんでした。これだけ丈夫で長く使える優れた素材なら、積極的に使っていきたいものですね。
(参考サイト:https://www.maisakakagu.com/product/clumbus)
レザーテックスの種類

優れた素材であることが分かったレザーテックス。そんなレザーテックスには4種類あるんです。それぞれの特徴と違いをまとめてみました。
アニリン
アニリンは、アニリン仕上げされた本革のような質感を持っているタイプです。
アニリン仕上げは、染料仕上げともいわれ、革の質感を残したまま着色する加工のことを言います。高級な本革製品はアニリン仕上げのものが多いんですよ。
ヌバック
ヌバックは、エレガントでレザーテックスならではの独特な肌触りを持つタイプです。
革の表面を軽く削る加工がされたものできめ細かくさらっとしており、発色が良いのが特徴です。色鮮やかですが、派手過ぎず上品な雰囲気を持っています。
トスカーナ
トスカーナは、アンティークレザーのような高級感あふれる質感を持っているタイプです。使い込まれたようなアンティークレザーの深みが楽しめますよ。
スーパー
スーパーは、通常のレザーテックスよりもさらに耐久性に優れたタイプです。高級な本革製品に似た、厚い革の質感を楽しめる重厚感ある仕上がりが特徴です。
レザーテックスの手入れってどうやるの?

耐久性に優れたレザーテックスですが、手入れをしたほうが長持ちします。でも、本革とも合皮とも違うレザーテックスの手入れ方法を知っている人は少ないでしょう。ここではレザーテックスの手入れ方法を紹介します。
レザーテックスは、レザーテックス専用の手入れグッズを使って手入れをします。
- まずは、クリーナーでレザーテックスの汚れを落とします。クリーナーをよく振り、レザーテックスから30cm以上離してスプレーしてください。
- ぬるま湯で濡らした付属のグローブで汚れをふき取ります。汚れがひどい場合はスポンジで軽くたたいてください。グローブやスポンジをゆすぎ、汚れが落ちるまで繰り返してください。
- 汚れが落ちたら水分をふき取って、革が乾かないうちにプロテクターを吹き付けます。プロテクターも30cm離してスプレーしてください。
- そのまま乾かしたら完成です。
手入れも専用キットがあれば簡単ですね。日々少しずつ汚れていくので、汚れに気づきにくいこともあります。半年に一回程度を目安に手入れをすると、清潔な状態を保てますよ。

島忠ホームズのレザーテックスを使ったソファ

島忠ホームズではレザーテックスを使った「ソファー イゾラ 」を販売しています。写真を見ても本革のような仕上がりで、高級感がありますね。(写真は2人がけ、色はキャメル)
レザーテックスの質感を活かし、イタリアの一流デザイナーが手掛けているので美しいビジュアルです。価格が気になるところだと思いますが、レザーテックスは本革よりも安価です。
色は、キャメル、カカオ、クラフトBeの落ち着いた3色から選べますよ。また、2人掛けと3人掛けの2種類があります。
- 商品名:ソファー イゾラ
- サイズ:幅160cm ×奥行96cm ×高さ89cm(2人掛け)、幅198cm ×奥行96cm ×高さ89cm(3人掛け)
- 価格:98,780円(2人掛け税込)、109,780円(3人掛け税込)
- カラー展開:3色(キャメル、カカオ、クラフトBe)

スーパーレザーテックスを使った丈夫な「ガザルソファ」

レザーテックスを開発した関家具(リラックスフォーム)が販売している「ガザルソファ」は、通常のレザーテックスよりも耐久性に優れたスーパーレザーテックスを使用しています。
オットマン(ソファの前において足を置くもの)、1人掛け、3人掛けから選ぶことができます。(写真は3人掛け)スーパーレザーテックスは重厚感があるので、部屋の中でもひときわ目立ちますね。
さらにガザルソファは奥行きが通常のソファよりも長く、ソファの上であぐらをかいても余裕があるほど。高級感あるソファで傷などを気にせず、ゆったり使いたい人におすすめです。
カスタマイズも可能で、アニリン仕上げなどほかのレザーテックスも選ぶことができますよ。カスタマイズの組み合わせと、価格を表にまとめてみました。
アニリン | ロワイヤル | トスカーナ | ヌバック | スーパーレザーテックス | |
3人掛け | 141,750 | 141,750 | 141,750 | 156,000 | 162,500 |
1人掛け | 65,000 | 65,000 | 65,000 | 73,000 | 78,750 |
オットマン | 45,500 | 45,500 | 45,500 | 48,250 | 50,000 |
アニリン、ロワイヤル、トスカーナは同額ですが、ヌバックとスーパーレザーテックスは加工が特殊な分少し値が上がります。また、それぞれの加工でカラー展開がされています。
スーパーレザーテックスは、アーモンドブラウン、ナッツブラウン、オーカーブラウンの3色です。そのほかの素材のカラー展開と合わせると全部で15色から選ぶことができます。
様々な組み合わせが楽しめますので、自分の好みに合ったものを選んでみてください。
- 商品名:ガザルソファ
- サイズ:幅1980×奥行1120×高さ770・座高450(mm3人掛け)
- 価格:162,500円(スーパーレザーテックス3人掛け)
- カラー展開:全15色(アニリン5色、ロワイヤル4色、トスカーナ1色、ヌバック2色、スーパーレザーテックス3色)
レザーテックス×電動リクライニング「ソファウーノ」

大塚家具の「電動リクライニングソファ ウーノ」もレザーテックスが使われています。しかも、ウーノは電動リクライニング機能付きです。
耐久性に優れたレザーテックスと電動リクライニングの組み合わせは魅力的ですね。ウーノに使われているレザーテックスは、ヴィンテージ調の加工がされていて、風合いも魅力的です。
電動リクライニング付きでレザーテックス仕様なのにもかかわらず、価格は159,000円と良心的。大塚家具のオリジナル商品だからこそ実現できる価格ですね。
- 商品名:電動リクライニングソファウーノ
- サイズ:幅1950×奥行920-1600×高さ1000 座高470(mm)
- 価格:159,000円(税込み)
- カラー展開:ブラウン(その他の色は特注できる)
レザーテックスのパーソナルチェア「アストロ」

レザーテックスを使ったパーソナルチェア「アストロ」を紹介します。レザーテックスはソファだけではないんですね。
レザーテックは、写真のアニリンタイプのブラックと、ロワイヤルタイプのマロンブラウンの2つから選ぶことができます。
アストロの側面は木材が使われていて、レザーテックスと合わさって上品な雰囲気になっていますね。
体重をかければリクライニングもしてくれるので、全身を預けてリラックスすることができます。ひとりでのんびりと過ごしたいときに活躍するでしょう。
- 商品名:アストロ
- サイズ:幅750×奥行1460×高さ1050・座高440(mm)
- 価格:15,0000円
- カラー展開:ブラック(アニリン)、マロンブラウン(ロワイヤル)
クッションもレザーテックスでまとめよう

クッションもレザーテックスでまとめると、統一感あるコーディネートができるのでおすすめです。関家具(リラックスフォーム)からは、ソファに使われているのと同じレザーテックスのクッションが販売されています。
ソファはなかなか大きな買い物ですので、レザーテックスを試してみたい人は、クッションから入るといいかもしれません。また、カバーのみでの購入もできるので、今あるクッションでもレザーテックスが楽しめますよ
- 商品名:クッション
- サイズ:幅450×奥行450×高さ150(mm)
- 価格:3,250円(アニリン、ロワイヤル、トスカーナ)、3,250円(ヌバック)、3,750円(スーパーレザーテックス)
- カラー展開:全15色(アニリン5色、ロワイヤル4色、トスカーナ1色、ヌバック2色、スーパーレザーテックス3色)

まとめ
レザーテックスの特徴、レザーテックスの手入れの仕方、レザーテックスを使ったおすすめソファ3つ、パーソナルチェア1つ、クッション1つを紹介しました。
レザーテックスは近年開発された新素材なので、まだまだ取り扱いは少ないのが現状。しかし、耐久性に優れているうえに風合いも素晴らしいので、今後はレザーテックスを使った製品は増えていくでしょう。
レザーテックスの製品を持っている人が少ない今のうちに、いち早く手に入れておくのもいいかもしれませんね。