本革のソファってオシャレでカッコいいですが、こまめに手入れしないとすぐダメになってしまうし、価格も高くてなかなか手が出しづらいですよね。
本革のソファになかなか手が出せなかった方には、今話題となっている新素材「レザーテックス」がおすすめです!レザーテックスは本皮のような見た目でやわらかい肌触り、そして優れた耐久性能を持ち合わせています。
今回はレザーテックスの最大の特徴である優れた耐久性について徹底解説し、メリット・デメリットや購入先も併せて紹介します。是非参考にしてみてください!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A1-%E5%A3%81-%E5%AE%B6%E5%85%B7%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%88%86-3094153/)
優れた耐久性能を持つ新素材レザーテックスとは

レザーテックスとは、革でも布でもない新素材の張地のことです。本革のような見た目で、ナチュラルレザーのようなやわらかい肌触り、そして本革では実現できない優れた耐久性能を持っています。
耐久性能とは、耐摩擦・耐変色・耐引裂き・耐引張り・撥水性・通気性のことを指します。
レザーテックスを開発した会社・関家具が行った、7年間の使用を想定して行ったジャングル試験(室温70℃湿度95%以上の環境下で剥離試験)で剥離が起こりませんでした。
価格も本革より安く、お手入れも簡単です。そして耐久性能が優れているので、気軽に購入できて長期で使用することができます。
レザーテックスの耐久性能① 耐摩擦

耐摩擦はソファに座る際に発生する、摩擦に対する生地の強さを指します。摩擦による色移りや毛玉の発生に関係してきます。
レザーテックスは他の素材よりも摩擦が発生しにくいです。そのため服や壁に擦った際の色移りがなく、セーターなど毛玉ができやすい服で座る時毛玉の心配をしなくて済みます。
色移りや毛玉は小さな悩みかも知れません。しかしソファは毎日使用するものなのでその「小さな悩み」がなくなるのは、生活において重要ではないでしょうか。
ソファを壁際に設置する予定の方や、布製のソファを購入して毛玉で困ったことがある方に、レザーテックスを使用したソファはおすすめです。
レザーテックスの耐久性能② 耐変色

耐変色はソファを使用している際に発生する、変色に対する生地の強さを指します。汗や紫外線による変色に関係してきます。
レザーテックスは他の素材よりも汗や紫外線による変色が起こりにくいです。長期間使用しても、購入時のキレイな色合いをキープし続けます。
レザーテックスを使用したソファなら日光のことを考えないで、お部屋の好きな場所に設置することができます。
ソファを窓際や外に設置する予定の方や、運動後や入浴後など汗をかいた状態で座ることが多い方に、レザーテックスを使用したソファはおすすめです。
レザーテックスの耐久性能③ 耐引裂き・耐引張り

耐引裂き・耐引張りはソファに座る際に体重によって布が引裂けたり、引張られ伸びてしまうことへの生地の強さを指します。使用期間とソファに座る際の合計重量に関係してきます。
レザーテックスは他の素材よりも引裂けたり、引張られて伸びてしまうことへの耐久性が高いです。長期間使用しても、レザーテックスは伸びたり裂けたりすることなく購入時の形状をキープし続けます。
レザーテックスを使用したソファは、ただ長期間使用することができるだけではありません。購入時の形状をキープできるので、「キレイに長期間」使用することができるのです。
同時にソファに何人も座ることが多い家庭や、子供が飛び跳ねたりペットの爪が引っかかる可能性がある方に、レザーテックスを使用したソファはおすすめです。
レザーテックスの耐久性能④ 高い撥水性

撥水はソファに水や飲み物などの水分がかかった際の、水分の吸収しずらさを指します。水分を拭き取った後の染込みと色移りに関係してきます。
レザーテックスは他の素材よりも撥水性が高いです。水などをかけてしまっても、簡単にふき取ることができます。約1分以内にふき取れば、染込むことはありません。
撥水性が高いことによって水分が染込まないということは、本革のようにシミや水ぶくれ、乾燥後のヒビ割れのリスクがありません。キレイな状態で長く使いたいソファには、撥水性が必要なのです。
ソファを水がかかりやすいお風呂場に設置する予定の方や、飲み物をこぼすことが多い乳幼児や子供がいる家庭に、レザーテックスを使用したソファはおすすめです。
レザーテックスの耐久性能⑤ 高い通気性

通気性はソファを使用している際に発生する、熱と湿気に対する通気の良さを指します。高温多湿による生地の表面の剥離やカビの発生に関係してきます。
レザーテックスは合成皮革や本革よりも通気性が高いです。湿度の高い梅雨の時期や気温の高い夏に長時間座っていても、蒸れることなく快適に過ごすことができます。
また通気性が高く湿気がこもらないということは、ソファ内部にカビが発生しにくくなります。カビの除去が難しいソファにとって、通気性が高いのは重要な性能です。
ソファを湿度が高くなりやすい場所に設置する予定の方や、ソファにカビが生えてしまい困ったことがある方に、レザーテックスを使用したソファはおすすめです。
レザーテックスを使用したソファのメリット

優れた耐久性能を持っているレザーテックスを使用したソファのメリットをまとめてみました。ソファ購入の際の参考にしてみてください。
メリット① 優れた耐久性能
先ほどレザーテックスの優れた耐久性能について説明させて頂きました。ソファの形状になってもその性能は変わらず発揮されます。
布や本革よりも傷みにくいので、子供やペットがいる家庭でも安心して購入できます。
メリット② 価格が安い
レザーテックスは新素材ですが価格は本革より安いです。本革の価格が高くて悩んでいた方は、見た目が似ていて安いレザーテックスを選ばれてはいかがでしょうか。
布製よりは少し価格が高いです。しかしキレイに使用すればレザーテックスを使用したソファの方が長持ちするので、結果布製より安くキレイに使用できるでしょう。
メリット③ 手入れが簡単
本革の場合こまめに手入れをする必要があります。本革専用のクリームを用意して1ヶ月に一度行わないと、痛みが早く、すぐに剥離することがあります。
レザーテックスはもともと汚れや水分に強く、手入れをしなくても剥離することがありません。もし汚れや水分が着いてしまっても、すぐに拭き取れば染込むことはないので安心です。
しかし長期間使用すると撥水性能が衰えてきます。なので半年に一度、レザーテックス専用メンテナンスキットを使用するのがおすすめです。専用液をつけて拭くだけなので、とても簡単です。
レザーテックスを使用したソファのデメリット

優れた耐久性能をもつレザーテックスですが、デメリットもあります。デメリットも踏まえて、レザーテックスを使用したソファを購入するかどうかご検討ください。
デメリット① まだ登場したばかりで品数が少ない
レザーテックスはまだ登場したばかりなので、本革や布製のソファと比べると品数がかなり少ないです。場所によってはお店に置いていないこともあるでしょう。
レザーテックスを使用したソファを選ぼうとすると、欲しい形状のソファがない可能性もあります。
デメリット② カラーバリエーションが少ない
本革と比べればカラーバリエーションが少ない印象は受けません。しかし、布製と比べるとやはり少ないです。特に赤や黄色などの明るい色は、現段階でレザーテックスにはない色です。
どうしても色でソファを選びたい場合、希望の色の布製のソファやソファカバーを購入する、もしくは今後レザーテックスで新しい色が出るまで待つことになります。
レザーテックスを使用したソファが購入できるお店

現段階でレザーテックスを使用したソファが購入できるお店をいくつか紹介します。是非参考にしてみてください。

FEDERICOⅡHOME(フェデリコセコンドホーム)
シンプルで使い心地が良く、コストパフォーマンスが良い家具の紹介・販売を行っているお店です。東京に2店舗、兵庫県に1店舗あります。
FEDERICOⅡHOME(フェデリコセコンドホーム)を経営している「関家具」は、レザーテックスを開発した会社なのです。そのためレザーテックスについて詳しく、安心して相談することができます。
島忠
家具やインテリア、日用品などを販売を行っているお店です。リーズナブルなものから高価なものまで幅広く扱っています。関東の首都圏内と一部関西に多く出店しています。
レザーテックスを使用したソファが数種類販売されているので、希望に沿った価格やサイズで選ぶことが可能です。

おわりに
以上が新素材「レザーテックスの耐久性」についての解説でした。今までソファに使われていた素材と比べると、圧倒的に優れた耐久性能であることがわかります。
しかし最近開発されたばかりの新素材なので、まだ知名度は低くレザーテックスを使用したソファの種類は少ないです。そのため、今はまだ気に入った形状のソファが見つからないかもしれません。
ですが今後レザーテックスを使用したソファは、優れた性能が支持され数を増やしていくと思われます。その時のためにもレザーテックスについて覚えておきましょう。