イームズが欲しい!高級椅子メーカーの起源と人気商品を紹介

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椅子は、いいものを選べば一生を共に過ごすことができるためお金をかけたいものです。でも高級椅子を探すとき、メーカーが数多くあるため何を選べばいいか悩みますね。

そこで紹介したいのが、アメリカのモダンデザインの先駆けとなったデザイン・機能性・合理性の高さで有名なイームズチェアです。

この記事では、高級椅子メーカーイームズの魅力とファンが多い代表的なイームズチェアについて解説します。

(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/9489sFfgk4c)

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高級椅子メーカーのイームズとは

イームズは、デザイナーのチャールズ・イームズが1930年に設立した高級家具メーカーです。椅子の名前で有名ですが、デザイナーの苗字が由来となっています。

機能的かつ独創的な家具と椅子のデザインが人気で、特にミッドセンチュリーと呼ばれている1940~1960年頃のデザインにファンが多く、現代でも人々を魅了しています。

日本でも人気の高いイームズ

アメリカの高級椅子メーカーであるイームズが日本で注目を集めたのは、1990年代後半です。ネット環境がなく雑誌で情報を収集していた当時、イームズが雑誌に掲載されると瞬く間に話題となりました。

アメリカの高級椅子デザインの先駆者イームズ

ミッドセンチュリーの代名詞とも呼ばれるイームズの創始者チャールズ・イームズは、1907年にアメリカのミズーリ州セントルイスに生まれました。

1928年にワシントン大学の建築コースを卒業した後、建築家になりますが、1938年に母校で特別研究員になり工芸デザインと関わり始めます。

1939年からプロダクトデザイナーのエーロ・サーリネンと共同で仕事を始め、1941年には一番の理解者であるレイとシカゴで結婚。

1944年には後に数多くのイームズチェアを生み出す事になるハーマン・ミラー社に誘われました。

高級椅子メーカーイームズのアメリカンモダンデザイン

イームズがアメリカのモダンデザインの先駆者と呼ばれるきっかけは、ニューヨーク近代美術館にあります。

イームズは1940年にニューヨーク近代美術館主催のコンペにサーリネンと共同で成型合板の家具を出典し2部門で優勝しました。

その後、商品化には至りませんでしたが、第二次世界大戦で飛行機の座面や担架などの合板技術に従事し、合板による二次元局面の実用化をしました。

戦後、この時の技術が花開き、ニューヨーク近代美術館主催の「ニューファニチャー展」に発表、モダンデザインの家具として注目を集めてデザイナーとしての道が開けました。

メーカーイームズのモダンデザインの例

イームズのモダンデザインの作品は数多くありますが、ニューヨーク近代美術館主催の「オーガニックデザイン」コンペティションにサーリネンと共同応募した「起源」の作品を紹介します。

オーガニックチェア

ラバークッションを三次元曲面の成型合板が受け止めている構造です。後のFPRによるシェルチェアを想像させる丸いフォルムで、今なお人気のスタイルです。

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ラ・シェーズ

正面を向いた座り方と横を向いた座り方の2通りができるカウチタイプのチェアです。クッション製のものは中が空洞の構造でよりソフトな座り心地になっています。

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高級椅子メーカーイームズのシェルチェア

シェル構造の椅子「シェルチェア」は、イームズの代表作です。合版による三次元曲面の量産化に成功したイームズは、強化プラスチック素材により、その造形力をモダンデザインに発揮していきました。

プラスチックが家具に使われたのは、第一次世界大戦後にバウハウス(ドイツの美術学校)で実験的に使われたのが初めと言われています。

それを実際に商品化して、素材の可能性を大きく広げていったのは、イームズと友人のエーロ・サーリネンです。

当時のアメリカの家具デザインのほとんどがヨーロッパのクラシックな装飾中心であったため、彼らの登場はアメリカンモダンデザインの世界に大きな第一歩を与えることになりました。

メーカーイームズの高級椅子シェルサイドチェアの例

イームズのシェルサイドチェアは、樹脂でつくられた椅子のアイコンとも言える存在で、様々なバリエーションがあることでも有名です。現在でも手に入る物を中心に紹介します。

DSX

Dining Height Side Chair X-Baseの略です。イームズシェルサイドチェアの中でも最もシンプルな4本脚タイプのチェアです。

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DSR

Dining Height Side Chair R-Write Baseの略です。形から「エッフェルベース」とも呼ばれています。

開発に航空力学を応用したという説もあり、独特の弾力性を持っています。数多くあるイームズの脚の中でも最も人気が高い脚です。

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メーカーイームズの高級椅子シェルアームチェアの例

ニューヨーク近代美術館主催の「ローコスト家具デザイン国際コンペ」のためにデザインされ、その後の様々なイームズチェアの原点となったのがシェルアームチェアです。

最初のモデルは金属をプレスしたものでしたが、製造が困難であったためFRPに切り替えられ、この形に落ち着きました。

DAR

Dining Height Armchair R-write Baseの略です。本体と脚の接合部にはショックマウント技術によって、がたつきがないように工夫されています。

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RAP

Rocking Armchair R-Write Baseの略です。脚がロッキングチェアで、エッフェルベースの先に木製のロッカーが付けられています。

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メーカーイームズの高級椅子ワイヤーチェアの例

イームズのワイヤーチェアの特徴は、構造を計算してワイヤーの使用量を最小限にとどめている点にあります。

「単一素材をより少ない量で造る」という理想を掲げて金属素材の使用に調整してきたイームズは、試行錯誤の末、ワイヤーメッシュという方法で想いを実現しました。

イームズのワイヤーチェアシリーズは、アメリカ初の意匠特許取得の椅子としても有名です。

DKR

Dining Height K-Wire Shell R-Wire Baseの略です。シェルチェアのシルエットをそのままにワイヤーで構成されています。

ただ単純に格子状に組んだのではなく、力のかかるところとそうではないところで差をつけて、外周はワイヤーを2本にしています。

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高級椅子メーカーを裏付ける機能性の高さ

1940年代の生型合板。1950年頃からのプラスチックを使用したシェル構造。1950年代中頃からのアルミフレーム。1960年代のクッション性の高いソフトパッド。

こうして見ると、イームズがいかにその時代の新しい素材とテクノロジーをうまく取り入れて、デザインに反映してきたかが分かります。

これは、常に試作を重ねて、量産に向けた合理性と、使いやすさを追求した機能性をそれぞれの作品の中に融合させて初めて実現できたものです。

イームズの作品の中で最も有名なラウンジチェアは、各パーツが分かれた独特の構造をしています。

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数多くの試作の結果生み出されたこの椅子は、安楽性の高さから「この椅子に掛けると眠ってしまう」と有名になりました。

騙されるな!偽物を買わされないように注意

イームズは人気の高級椅子メーカのため、偽物が出回っているのが現状です。大事な椅子を手に入れるのに、偽物を手にしたくはないですよね。偽物の多いシェルチェアの注意点を紹介します。

匂いに注意する

本物は着色済の樹脂から成型をしているため、匂いはほとんどしません。また、塗装が剥がれるようなこともありません。

それに対して偽物は、コスト削減のために成型後に塗装をしている場合が多く、塗装の匂いがする場合があります。

素材に注意する

本物のイームズはポリプロリレンという素材で造られています。偽物は、ABS樹脂で造られている場合が多いです。これは、ポリプロリレンよりABS樹脂が安価のためです。

重さで違いを感じることは難しいですが、ポリプロリレンの方が柔軟性があるため触って確かめてみましょう。

製造元に注意する

イームズから正式に販売権を得ているのは、ハーマンミラーとヴィトラの2社のみです。また、日本で流通しているのはハーマンミラーのものです。

シェルチェアを購入する際には、必ず座面の裏側にある刻印でハーマンミラー製のものであることを確認しましょう。

まとめ

この記事では、高級椅子メーカーイームズの魅力とおすすめのチェアを紹介しました。

・イームズは時代に併せて進化するテクノロジーをデザインに落とし込んでいる、アメリカンモダンデザインの先導的メーカーです。シェルチェアワイヤーチェアなど様々な名作を生み出しています。

・高級なのには理由があり、常に試作を重ねて高い機能性を実現しています。

・人気のシェルチェアは偽物が流通しています。匂い、素材、製造元に注意しましょう。