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ソファの色で狭い部屋も広く見える!?その理由と選び方を徹底解説

あなたはソファの色で狭い部屋でも、部屋が広く見えるようになることをご存知でしょうか。

「好きな色」だけの理由でソファの色を決めてしまうと、色によっては、部屋に圧迫感が出ることも、狭い部屋が更に狭く見えてしまうこともあります。

この記事では部屋が広く見えるソファの色だけではなく、ソファの色の選び方や狭く見えてしまう色もまとめて紹介していきます。是非、最後まで読んでいただいて、ソファの色を選ぶ際の参考にしてみてください。

ソファの色は、店頭で決めると失敗する

店頭に展示されているソファを、気に入って購入して、ようやく家にソファが届いた時に「あれ…何かが違う…」となってしまう事が起こり得ます。

これは、ソファの周りの空間を、そのソファの色あったインテリアにしているからです。

店頭のように、ソファを購入したから、ソファに合う色のインテリアにする。という人はほとんどいないですよね。自分の部屋の色合いというのは、人により異なります

その為、ソファの色を部屋の色に合わせることは、とても大切です。「色」と一括りにしても、部屋が広く感じる色、狭く感じる色があるので、まずは部屋に合ったソファの色の選び方について解説していきます。

ソファの色は、部屋の色に合わせて選ぶと広く見える

インテリアコーデの基本は「基本色70:補助色25:アクセント5」です。基本色とは、部屋全体の壁や床の色のことです。最近では、壁の色を、白と基調としている部屋が多いですね。

狭い部屋であれば、アクセントの色は小物で十分補えます。つまり、ソファの色をアクセントではなく、基本色と統一すると、部屋に馴染み、広く見えます。

以上のように、部屋の色に合わせた色を選ぶと広く見えると書きましたが、実は、部屋の色とソファの色を合わせても、部屋が狭く見えてしまう色があり、注意が必要です。そのような色を次の項目で解説していきますね。

部屋が狭く見えるソファの色

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結論から言いますと、部屋が狭く見える色は、黒に近い色、または暖色系です。覚えておきたいのは「暗い色=収縮色・明るい色=膨張色」であり、「暖色=進出色・寒色=後退色」だということです。

【進出色】進出色とは、背景から浮き出て見えることや、膨張して(膨らんで)見える作用がある色≒膨張色

【後退色】後退色とは、進出色の対義語で、他の色と並べると引き締まって見えるような色≒収縮色

部屋に、重厚感やかっこいいイメージを与えたくて黒に統一してしまうと、狭い部屋は、黒色が持つ「収縮効果」により引き締まった印象になり、一層狭く見え、部屋を広く見せるには逆効果になります。

また、部屋にワンポイントカラーを入れたくて、暖色のソファを選んでしまうと、進出色の効果でソファの存在が大きくなり、部屋に圧迫感が与えられてしまうのです。

では、ここからは、どのような色を選ぶと部屋が広く見えるのか、解説も交えて紹介していきますね。

部屋が広く見えるソファの色 ①ホワイト

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ホワイトは膨張色ですが、部屋の壁や天井の色がホワイトの場合は基本色と捉える事ができるので、部屋全体に、よく馴染み開放感が得られます。

また、ホワイトは、「黒は一番重く感じる色。白は一番軽く感じる色」とも呼ばれる程、圧迫感や存在感がないことが特徴です。これは部屋を広く見せるにはとても大切なポイントです。

しかし、白は汚れが目立つ色でもあるので、毎日座るであろうソファにホワイトをもってくる事に、抵抗がある人もいるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのは、次に紹介する色です。是非、ホワイトに踏み出せない人は、検討してみてくださいね。

部屋が広く見えるソファの色 ②アイボリー・ベージュ

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この色は、ホワイトにほんの少し暗さ(ブラウン)を混ぜた色で、こちらもホワイトと同様に、存在感はほとんどなく、部屋も広々と見えます。

また、アイボリーやベージュは、白い壁や明るめのフローリングにも馴染みやすく、少しブラウンが混ざる事で、ほんのりと柔らかい雰囲気が出るのが特徴です。

ソファの色にこだわりが無く、「とりあえずソファが欲しい!」と言う方には、部屋が広く見える上に、ほとんどの部屋に馴染むので、特におすすめしたい色です。

部屋が広く見えるソファの色 ③ブラウン

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ブラウンと聞くと、「黒に近いから、狭く見えるのでは?」と思ってしまいますが、ブラウンは、部屋の基本色と捉えることができる色です。

主に、ブラウンが多用されている場所として、洋室の部屋では、フローリングや窓のサッシで、和室の部屋では、天井や扉に多いです。最近では、簡易リフォームのように、好きなフローリングに張り替える人もいますね。

更に、ブラウンは、アイボリーやベージュのような柔らかい雰囲気を出すことよりも、重厚感がある雰囲気が出るので、部屋を広く見せつつ、かっこよく仕上げたい方にもおすすめです。

部屋が広く見えるソファの色 ④グレー

出典:https://unsplash.com/photos/gnInONfN1CQ

グレーは、明るさや暗さの幅はあるものの、鮮やかさの幅はなく「無彩色」と呼ばれます。その為、存在感はほとんどなく、他の色を引き立てることも出来ることが特徴です。

更に、グレーはストレスや緊張を和らげる効果があるので、落ち着いた雰囲気の部屋には、グレーを選ぶのが最適です。

また、基本色でもあり、部屋が広く見えると解説した「ホワイト」も無彩色なので、グレーはホワイトと相性が良く、よく馴染み、部屋が広く見えます。

部屋が広く見えるソファの色 ⑤寒色

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どうしてもソファの色をアクセントに使いたい方におすすめなのは、後退色(収縮色)でもある寒色がおすすめです。暖色では、少し印象が強くなりすぎてしまうので、存在感が出てしまいます。

寒色の中でもおすすめなのは「淡いブルー系」です。青で連想できるものは爽やかなものが多く、実際にインテリアに取り入れてみても、爽やかな雰囲気になります

更に、後退色(収縮色)なので、ソファの大きさが実際の大きさよりも、少し小さく見える効果があります。つまり、部屋が広く見え、開放感を得ることができます。

しかし、1つ、注意点があります。寒色は爽やかな雰囲気を出すので、夏は涼しく、冬は寒く感じるのです。そこで、次に、アクセントも出せる、おすすめの色を紹介します。

部屋が広く見えるソファの色 ⑥中性色

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中性色とは、暖色でも寒色でも無い、中間の色です。具体的な色で言うと、グリーン、イエローやピンクなどです。一見、「派手になりすぎるのでは?」と思いますが、きちんと理由があります。

おすすめの理由は、暖色は「熱い・暖かい」寒色は「冷たい・寒い」などの印象がありますが、中性色は温度を感じさせないので、1年を通して、暖色や寒色のように、ソファの色による部屋の印象の変化がありません

更に、黒よりも白に近づけることで、より、部屋の圧迫感がなくなり、広く見えるので、アクセントとしてソファの色を選ぶなら、濃い中性色よりも、淡い中性色がおすすめです。

部屋が広く見えるソファの置き方

ここまでソファの色によって、部屋の広さが変わって見えるとお伝えしましたが、実はソファの置き方によっても部屋に圧迫感が出てしまいます。

そこで、ソファを置くリビングを広く見せるためのコツを2つお伝えしますね。

  • 光を遮らない
  • 壁沿いに置く

光を遮らない

ソファを置くリビングを広く見せるための1つ目のコツは部屋に射し込む光を遮らないということです。

ソファを窓際に置いてしまうと、部屋に射し込む光が減ってしまい、開放感が無くなってしまいます。

ソファを置く際には、ベランダや窓の位置を意識して配置してみましょう。

壁沿いに置く

ソファを置くリビングを広く見せるための2つ目のコツは壁沿いに寄せてソファを置くことです。

壁沿いにソファを寄せることで、部屋のデッドスペースが無くなり、その分自由に使えるスペースが出来るため、部屋を広く感じられますよ。

部屋を広く見せるソファのまとめ

以上ここまでが、ソファの色の選び方、部屋を狭く感じさせる色と広く感じさせる色についての解説でした。

自分の好きな色のソファもちろんいいと思います。しかし、ソファは長年使えるので、部屋に合う色や、色彩効果によって部屋が広く見えるものを選ぶと、より一層過ごしやすい部屋に出来るでしょう。

最後まで読んで、やっぱり自分の好きな色が良い、と言う方は、カーテンや、ラグの色を合わせると、圧迫感を減らすことができるので、是非試してみてください。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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