高級家具

「Knoll(ノル)」ってどんなブランド?おすすめの人気家具も紹介

ニューヨーク発の世界的なファニチャーブランド「Knoll(ノル)」。20世紀デザイン史に多大な影響を与え、モダンデザインを代表する家具ブランドとして名を馳せています。

そんなKnollに興味を持っているあなたは「どんな歴史があるブランドなんだろう」「おすすめの商品が知りたい」と気になっているのではないでしょうか?

そこで今回は、Knollについて解説しながらブランドの魅力に迫っていきます。また、おすすめの人気家具も紹介するので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

※画像はイメージです

Knoll(ノル)の歴史

Knollは、1938年にドイツ生まれの家具商の息子、ハンス G・ノルによりニューヨークで設立された家具ブランドです。

ハンスと妻のフローレンス・ノルの親交から、当時の時代の先端をいく建築家やデザイナーとのコラボが実現。彼らが生み出した家具たちは、20世紀デザイン史に多大な影響を与えました。

2人が続けてきたビジネスモデルが現代でも受け継がれており、Knollの製品は半世紀以上たった今でも多くの人に愛され続けています。

「Knoll社の歴史は、そのまま近代デザイン運動の歴史でもある」と言われるほどデザインに精通し、それを追求・体現し続けたKnollは、世界的な家具ブランドと成長を遂げています。

Knoll(ノル)が目指しているモノ

Knollは”Modern Always“を信条に、今も昔も変わることなく“常にモダンであり続ける”ことを目指しています。

決して妥協せず、研究を重ねて作り上げられた製品は、美しさと心地良さを備えた「使われる芸術品」とも評されています。

往年の名作家具はもちろん、現代のデザイナーが手掛ける家具も魅力的なものばかりです。

近年ではピエロ・リッソーニなど世界的な一流デザイナーを起用し、住宅・オフィス・パブリックとあらゆるシーンにおいてモダンファニチャーを広めています。

Knoll(ノル)のデザイナー

Knollのモダンなデザインは、どの時代においても優れたデザイナーたちにより編み出されてきました。

この記事では、Knollのデザインに携わる3人の一流デザイナーを紹介します。

Piero Lissoni

Piero Lissoni(ピエロ・リッソーニ)は、ミラノ工科大学を卒業後、1986年にミラノに本拠地を置く「スタジオ・リッソーニ・アソシエイティ」を設立。

2013年に「リッソーニ・アーキテュトゥーラ」に社名が変わり、2015年にはニューヨークに本拠を置く「リッソーニ社」を設立しています。

これまでに「グッドデザイン賞」「レッドドットデザイン賞」「コンパッソ・ドーロ賞」など数々の国際的な賞を受賞。

現在、イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)の理事をはじめ、ミラノ工科大学の客員教授、アルタガンマ国際評議会の名誉会長を務めています。

Edward Barber&Jay Osgerby

Edward Barber(エドワード・バーバー)とJay Osgerby(ジェイ・オズガビー)は、ロイヤルカレッジオブアートで建築学の修士号を取得。

1996年に「Barber Osgerby」を設立し、彼らの革新的なデザインは「ジャーウッド賞」や「ロイヤル デザイナーズ フォー インダストリー(RDI)」などを受賞しています。

更にデザイン業界への貢献が認められ、2013年には「大英帝国勲章(OBE)」を受章。

また、ロンドンの「ヴィクトリア&アルバート博物館」、ニューヨークの「メトロポリタン美術館」などでパーマネントコレクションとして作品が展示されています。

Knoll(ノル)のトピックス

Knollの家具は、世界最大規模の見本市「ミラノサローネ」や「Neocon(ネオコン)」でも大きな注目を浴びています。

  • ミラノサローネ:イタリア・ミラノで毎年4月に開催される世界最大規模の家具見本市
  • Neocon:アメリカ・シカゴで毎年6月に開催される世界最大規模のオフィス家具見本市

Knollの製品が世界から注目されるのは、やはりデザイン性に優れていることが挙げられるでしょう。

家具のデザインを手掛けているのは、モダニズムの巨匠やミッドセンチュリー期のデザイナー、そして近年世界で活躍する一流デザイナーたちです。

時代を彩るデザイナーの作品は、家具としてはもちろん、インテリアの中心としても十分に活躍してくれるでしょう。

次の章からは、おすすめの家具を5つ紹介していくので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

①Knoll(ノル)のシンボル!モダンデザインの傑作チェア



最初に紹介するのは、モダニズム建築を代表するドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエがデザインした『Barcelona Chair – Relax(バルセロナチェア リラックス)』。

バルセロナチェアは、バルセロナ万国博覧会のドイツ館の設計と共に、1929年に当時のスペイン国夫妻のためにデザインされたチェアです。

Knollの高い技術力により1953年に完成したチェアは、完璧な優美さを誇り、快適な座り心地と耐久性を兼ね備えています。

ミースの哲学が凝縮された逸品で、どこから見ても美しさを感じるデザインは“モダンデザインの傑作”と言われています。

Barcelona Chair – Relaxの基本情報
  • 商品名:Barcelona Chair – Relax(Mies van der Rohe Collection)
  • ブランド名:Knoll
  • 素材:張地…レザー フレーム…フラットバー(クローム)
  • サイズ:幅75cm 奥行77cm 高さ77cm 座面高43cm
  • 価格:997,700〜1,247,400円
  • 商品URL:https://flymee.jp/product/102020/?pi_id=243793

②現代彫刻作品とも言われるミッドセンチュリーの名作チェア



続いて紹介するのは、1952年にイタリア系アメリカ人デザイナー、ハリー・ベルトイアがデザインした『Diamond Chair(ダイヤモンドチェア)』。

ダイヤモンドチェアは、1本1本異なる長さのスチールロッドを3次元に曲げ、ダイヤモンド型に溶接固定された独創的なチェアです。

当モデルは、強固ながらも軽やかで、スタイリッシュなデザインが特徴。デザインを手掛けたベルトイアは「空気と鋼の彫刻である」と表現しています。

ミッドセンチュリーの代表作の1つで、椅子の形をした“現代彫刻作品”とも言われる名作です。

Diamond Chairの基本情報
  • 商品名:Diamond Chair(Bertoia Collection)
  • ブランド名:Knoll
  • 素材:本体…スチールワイヤー シートパッド張地…選択可
  • サイズ:幅85cm 奥行75cm 高さ75cm 座面高46cm
  • 価格:187,000〜501,600円
  • 商品URL:https://flymee.jp/product/102010/?rid=1030

③あらゆる空間にフィットする現代的なおしゃれソファ



続いて紹介するのは、2016年にイタリアの建築家兼デザイナー、ピエロ・リッソーニがデザインした『Avio Sofa System(アヴィオソファシステム)』。

アヴィオソファシステムは、あらゆる空間で利用でき、多用途で使えるソファシステムです。

シンプルながらエレガントな印象のあるデザインで、よりモダンで上品な空間を演出します。

機能的かつ優美なソファシステムは、まさに現代のニーズを体現したソファと言えるでしょう。

Avio Sofa Systemの基本情報
  • 商品名:Avio Sofa System(Piero Lissoni)
  • ブランド名:Knoll
  • 素材:張地…選択可 脚部…アルミニウム、ブラックまたはブライトクローム
  • サイズ:幅271cm 奥行93cm 高さ72cm 座面高45cm
  • 価格:1,501,500〜2,037,200円
  • 商品URL:https://flymee.jp/product/102608/?pi_id=253139

④Knoll(ノル)の名作!繊細な1本脚が特徴の美しいテーブル



続いて紹介するのは、アメリカで活躍したフィンランド人デザイナー、エーロ・サーリネンがデザインした『Oval Table(オーバルテーブル)』。

オーバルテーブルは、Knollのシンボルとも言えるテーブルで、ミッドセンチュリー家具の代表作でもあります。

特筆すべき特徴は、重い大理石を支えることができる繊細な1本脚。完璧に計算し尽くされたデザインは、いつまで経っても見飽きることがないでしょう。

また、天板のバリエーションが豊富で、脚のカラーもホワイト・ブラックの2種類から選択可能。インテリアを格上げするおすすめのテーブルです。

Oval Tableの基本情報
  • 商品名:Oval Table(Saarinen Collection)
  • ブランド名:Knoll
  • 素材:天板…ラミネート、ウッド、ラッカー、マーブル
  • サイズ:幅198〜244cm 奥行121〜137cm 高さ73〜74cm
  • 価格:804,100〜3,085,500円
  • 商品URL:https://flymee.jp/product/102031/?pi_id=243836

⑤美しい曲線美を持つモダンなダイニングテーブル



最後に紹介するのは、1966年にアメリカの建築家・デザイナー、ウォーレン・プラットナーがデザインした『Dining Table(ダイニングテーブル)』。

当モデルは、スチールワイヤーを1本1本丁寧に溶接し、美しい曲線を描かせたモダンなテーブルです。

発売50周年を記念して、デザインされた当初、実現するのが難しいとされていた「ゴールドフレーム」を追加。

Knollの技術力の高さが集約され、50年以上経った今でも多くの人を魅力している優雅なテーブルです。

Dining Tableの基本情報
  • 商品名:Dining Table(Platner Collection)
  • ブランド名:Knoll
  • 素材:天板…ガラス、またはマーブル 脚部…スチールワイヤー
  • サイズ:幅135cm 奥行135cm 高さ70cm
  • 価格:672,100〜1,799,600円
  • 商品URL:https://flymee.jp/product/102037/?pi_id=243952

Knoll(ノル)の評判・口コミ

Knoll(ノル)の家具についてお伝えしましたが、リアルな口コミや評判も気になりますよね。

そこで、購入者のリアルな口コミを集めましたので合わせて紹介します。

  • モダンな雰囲気がオシャレ。まるで芸術作品。
  • モノトーンな部屋と相性が良い!良いアクセントになる。
  • 個性的なデザインが多いので、機能性重視の方は向いてないかも。
  • オリジナリティがあって、他にはない現代モダンな空間を演出できる。
  • 一生モノの家具が欲しいという方はおすすめ。

Knoll(ノル)の評判や口コミをまとめると「機能性重視の人には向いていない」という評判もありましたが、概ね「個性的なデザイン」「モダンな雰囲気」の面が評された良い口コミがほとんどでした。

まとめ:Knoll(ノル)の家具でモダンなインテリアを楽しもう

今回は、ニューヨーク発の世界的なファニチャーブランド「Knoll/ノル」について紹介しました。

Knollは、どの時代においても革新的なデザインが評価されてきたブランドです。

各時代を彩るデザイナーたちの作品は、より優美でユニークな空間を演出してくれるでしょう。

先程も紹介したように、Knollは“モダンデザインを代表する家具ブランド”です。モダンインテリアに興味のある方は、ぜひKnollの家具を利用してみてはいかがでしょうか?

ABOUT ME
ゆうと
SEOライター歴4年。金融、インテリア、格安SIMなど複数メディアにてGoogle検索上位を獲得。 無類のバスケ好きで幼い頃からNBA(特にレイカーズ)の大ファン。 現在は漫画・アニメ鑑賞にどハマり中。
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