「tecta/テクタ」の家具に興味をお持ちのあなたは「どんなブランドなんだろう」「人気のある商品を知りたい」と気になるのではないでしょうか?
この記事は、tectaの歴史や魅力、目指しているモノについて解説していきます。
また代表的な人気のおすすめの家具もご紹介しますので、tectaのこだわりが感じられますように、最後までご覧くださいね。(アイキャッチ画像:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/269252/)
tecta/テクタの歴史
tectaは、BAUHAUS(バウハウス)のデザイン思想を正確に伝承するメーカーです。1972年、東西冷戦時代にアクセル・ブロッホイザーが西ドイツへ亡命した後設立しました。
亡命の理由は、ブロッホイザーが魅了されたバウハウスのデザインが、危険思想と扱われてしまい弾圧されたためです。
バウハウスの精神を受け継いだ、マルセル・プロイヤーやミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピクスなどが手掛けたデザインの著作権を買い取り、数々の名作家具を復刻しています。
1983年にアクタスが日本輸入総代理店としてtectaの取り扱いを開始。2003年ローウェンホルデに「TECTA ミュージアム」を竣工し、デザインの研究の過程で収集したコレクションが展示されています。
バウハウスとは、1919年ヴァルター・グロピクスによりワイマールで開校した、建築とデザインを主とした総合芸術学校。1933年ナチス・ドイツからの弾圧により閉校に追い込まれますが、わずか14年間に建築やデザイン界に影響を与えました。
tecta/テクタが目指しているモノ
tectaは、ギリシャ語で「創造する」を意味します。バウハウスのデザイン哲学を現代へと継承するブランドです。
バウハウスは「すべての造形活動の最終目的は建築である」という合理主義・機能主義をめざしました。その精神を今に伝えるのが、tectaです。
片持ち構造を意味した「カンチレバーチェア」のような、余計な装飾をしない機能美を追求したオリジナルの家具を作り出すことを目指しています。
tecta/テクタのデザイナー
この章では、tectaのデザインに携わる3名のデザイナーをご紹介します。
マルセル・プロイヤー(1902-1982)
マルセル・プロイヤーは、バウハウスの1期生で、1920~1924年までバウハウスの家具工房で学び、同校のマイスターとして教授を務めます。
1925年、世界で初めてスチールパイプを使った「ワシリーチェア」を発表し、バウハウス時代に数多くの作品を残しました。
ヴァルター・グロピクス(1883‐1969)
ヴァルター・グロピクスは1919年、世界初の総合芸術学校バウハウスを創立し、1928年まで初代校長を務めます。
アーティストが想像する芸術と、職人の領域であった技術の統合を唱えた彼は「想像は機能に従うものであり、国境を越え、世界的に統一された様式」を主張しました。
ミース・ファン・デル・ローエ(1886‐1969)
ミース・ファン・デル・ローエはバウハウス3代目校長として、1930年の就任からナチスの弾圧によって廃校になる1933年までの最後の4年間、校長として務めます。
1937年アメリカに亡命した後「インターナショナルン・スタイル」の代表者として成功を納めました。
tecta/テクタのトピックス
2017年、神田「山の上ホテル」で一夜限りのイベント「TECTA BAR TOKYO」や「THIS IS TECTA バウハウスの名作家具展」がアクタス新宿店や、1部のアクタス直営店で開催されました。
ドイツのTECTA社から、バウハウスのオリジナルモデルや、奇跡のテーブルといわれた「M21」の新たなバージョンなどが貴重な家具の展示がおこなわれました。
また、ドイツ「TECTA ミュージアム」で展示されているコレクションやバウハウス時代の貴重な資料など展示され、その時代背景が思い出されたことでしょう。
次の章からは、バウハウスの思想が受け継がれた人気の家具を5つご紹介していきます。
tecta/テクタ人気家具①美しいカーブを描くチェア
最初にご紹介するのは、美しいカーブを描く『B42 CHAIR(ビー42 チェア)』
ミース・ファン・デル・ローエがバウハウス時代にデザインしたチェアの復興モデルです。
スチールのフレームに編み込んだ座面というシンプルな構造で、弾むような座り心地をお楽しみいただけます。
- 商品名:B42 CHAIR
- ブランド名:TECTA
- 素材:金属類・ラタン
- サイズ:幅49㎝ 奥行74㎝ 高さ81㎝ 座面高45㎝
- 価格:196,900円~(税込)
- 商品URL:https://www.actus-interior.com/product/b42-chair/
tecta/テクタ人気家具②折りたたみ式機能のチェア
続いてご紹介するのは、1927年にマルセル・プロイヤーによってデザインされた『D4 FOLDING CHAIR(ディー4 フォールディングチェア)』
バウハウス時代に同校に在籍していた、ワリシー・カンディスキーのためにデザインしたといわれています。
スチールパイプを使用したといわれる最初の椅子に、折りたたみ式機能を追加したモデルです。
- 商品名:D4 FOLDING CHAIR
- ブランド名:TECTA
- 素材:生地類・スチール
- サイズ:幅78㎝ 奥行61㎝ 高さ71㎝ 座面高44㎝
- 価格:177,100円~(税込)
- その他:カラーオーダー可能
- 商品URL:https://www.actus-interior.com/product/d4-folding-chair/
tecta/テクタ人気家具③場所を取らないサイドテーブル
次にご紹介するのは、tecta社のロングセラーテーブル『K22 SIDE TABLE(ケー22サイドテーブル)』
天板の高さが、46~76㎝と調節が可能で使いやすく、天板のカラーも6種からお部屋に合ったテーブルをお選びいただけます。
レッグが片持ち構造(コの字型)をしており、ソファやベッドの下部に差し込むようになっているので、場所を取らないのが特徴です。
- 商品名:K22 SIDE TABLE
- ブランド名:TECTA
- 素材:突板・スチール
- サイズ:幅60㎝ 奥行45㎝ 高さ46~76㎝
- 価格:70,400円~(税込)
- その他:カラーオーダー可能
- 商品URL:https://www.actus-interior.com/product/k22-side-table””
tecta/テクタ人気家具④カンチレバー構造ダイニングチェア
次にご紹介するのは、カンチレバー構造(片持ち構造)をTECTAがオリジナルで開発した『B20 DINING CHAIR(ビー20 ダイニングチェア)』
カンチレバー構造によってレッグと背もたれがしなり、クッション性も高く座り心地もいいです。
シートはプラスチックコードを使用しているので、汚れにも強く耐久性にも優れています。
- 商品名:B20 DINING CHAIR
- ブランド名:TECTA
- 素材:スチール・プラスチック
- サイズ:幅50㎝ 奥行59㎝ 高さ92㎝ 座面高47㎝
- 価格:96,800円~(税込)
- その他:カラーオーダー可能
- 商品URL:https://www.actus-interior.com/product/b20-dining-chair/
tecta/テクタ人気家具⑤ロングセラーのダイニングテーブル
次にご紹介するのは、アクタスで30年近く人気のロングセラーテーブル『M21 DINING TABLE(ビー21 ダイニングテーブル)』
有機的なデザインで、座る人数が限定されないのが人気のひとつです。家族で過ごす時も、向かい合わないので簿妙な視線のずれがあり、精神的な圧迫感がありません。
- 商品名:M21 DINING TABLE
- ブランド名:TECTA
- 素材:突板・ガラス
- サイズ:幅175 奥行137㎝ 高さ75㎝
- 価格:539,000円~(税込)
- その他:カラーオーダー可能
- 商品URL:https://www.actus-interior.com/product/m21-dining-table/
まとめ:tecta/テクタの家具でモダンなお部屋に
今回は、ドイツのバウハウスの伝統を守りながら、発展し続けている「tecta」についてご紹介しました。
独特な構造で余計な装飾をしないtectaの家具は、見た目のシンプルな美しさだけでなく、使い心地の良さにも定評があります。
有機的はカタチをした天板のテーブルや、カンチレバー構造のイスを見るとついすわってみたくなりますね。
機能性に優れていながら、モダンなデザインのtectaの家具を、ぜひあなたの家にも取り入れてみてはいかがでしょうか?