寝室にはダブルベッドをどのように配置していますか?もしかしたら今置いているベッドの位置は、風水的にあまり良くない影響が出てきてしまう配置かもしれません。
風水と聞くと『開運術』としてのイメージが強いかもしれませんが、実は安眠や体調に影響を与える風水もあるんです。最近疲れが取れない、よく眠れないと感じる方はもしかしたら寝室の風水が悪いのかもしれません。
今回は、寝室でも大きな場所を占めるダブルベッドの置き方について風水と合わせて紹介していきます。今の寝室の状況と照らし合わせながら確認してみてはいかがでしょうか。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E3%80%80%E5%AF%9D%E5%AE%A4&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja&pp=70&p=2)
風水とは
風水とは、方角に合わせて色や家具を置くことで『氣』の流れを調節して運気を上げる、古代中国から伝わる学問の一つです。
最近ではテレビなどのメディアで『開運術』として紹介されたりしているので、名前だけなら知っているという方も多いのではないでしょうか。
風水では「環境が運を決める」というのが基本的な考え方になります。つまり風水を取り入れることとは、心地よい生活を送る環境作りをすることと同じ意味を持っているのです。
それでは、そんな心地よい環境作りに必要なポイントはどんなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

寝室で気を付けたい風水のポイント
寝室は身体を休める場所であり、新しい朝を迎える大切な場所です。寝室に良い『氣』を取り込むことで、よりリラックスすることができたり、身体の調子が整いやすくなったりします。
逆に悪い『氣』が流れている寝室で寝起きを続けていると、無防備な睡眠中に悪い『氣』を受け続けることになり、身体が疲れやすくなるなどの悪影響がでてくる場合もあります。
寝室で特に気を付けたい風水のポイントは以下の3つです。次の章からより詳しく紹介していくので、この機会に自分の部屋の風水がどうなっているのか確認してみてはいかがでしょうか。
- ベッドの方角
- 位置・配置
- 色
風水から考えるダブルベッドの置き方:方角
風水において、家具を配置する方角というのはとても重要な意味を持っています。
ベッドの場合、方角とは寝ている時に頭が向いている方向のことを指します。それぞれの方角にどのような意味があるのか、順番に見ていきましょう。
北
「北枕は縁起が悪い」と聞いたことはありませんか?実はそれは日本独特の考え方であり、迷信なんです。風水でも、北枕は最も睡眠に適した方角とされています。
なぜなら地球には磁場があり、その流れは北(N極)から南(S極)へと流れています。その流れに沿う形で寝ることで良い『気』が身体に流れ、血行が良くなったり、睡眠の質が良くなる効果があるのです。
また、北は「人間関係」「貯蓄」と関係のある方角です。人間関係に悩みのある方、金運を上げたい方にもおススメです。
北東
「変化」の特徴を持つ北東は、現状の変化を求めている時に最適な方角です。
同時に、「不動産運」「転職」などの運気を上げるとされているので、引っ越しや転職を考えている方におススメの方角です。
東
東は「木」の性質を持っており、その性質から若いエネルギーを取り込むのに適した方角です。最近元気が出ない、という方には特におススメです。
南東
「人間関係」全般の運気に良い影響を与えてくれる方角です。人間関係でのトラブルがあった時や、恋愛でのトラブルが起きた時などは南東の方向で寝るとうまくいくかもしれません。
しかし、「人間関係」の運気以外はあまり良くないので、あくまでも一時的な枕の位置として利用する方がいいでしょう。
南
枕の方角として一番適している北の真逆である南は、枕を向ける方角として一番おススメできません。
一方で、南の方向で寝ると直観力が高まる効果があります。仕事などでひらめきが必要だと感じているなら一時的にであれば南に枕を置くのもいいでしょう。
南西
南西は「健康運」や「家庭運」を上げてくれる方角であり、子宝に恵まれる効果があるとされています。
また、努力や忍耐といったものに良い影響を与える方角でもあるため、安定を望んでいる方にはおススメです。
西
8方位の中で一番「金運」に効果がある方角です。また、「恋愛運」や「健康運」といった他の運気にもいい影響を与えてくれるので、全体的な運気を安定させるのに良い方角とされています。
しかし、若いエネルギーを持つ東とは真逆の方角なので西向きで寝続けることで老けやすくなるといった悪い面もあります。
北西
「仕事運」や「事業運」など、とにかく仕事に関しての運気に良い影響を与えてくれる方角です。
金運や健康運など、仕事運以外の運気にはあまり影響がないので、仕事での大事な場面を前に一時的に枕の位置を変えるのがいいでしょう。
風水から考えるダブルベッドの置き方:場所
どんなに枕の位置を変えても、そもそもベッドの位置が風水的に悪い場所にあったのでは意味がありません。ベッドの位置で気を付けるべきポイントは3つあります。
ベッドはピッタリ壁につける
ベッドと壁の間に隙間があると、そこに強い『氣』の流れができてしまいます。『氣』の流れがあること自体は悪いことではないのですが、強い『氣』の流れは身体を活性化させてしまいます。
ベッドは一日の疲れを癒す場所です。身体が活性化してしまっては落ち着いて休まることができません。ベッドを壁につけて『氣』の流れを遮ることで、落ち着いた空間を作り出すことができます。
壁につける面は上下左右のどこでも大丈夫です。レイアウトや部屋の構造に上手く合わせて設置しましょう。

『角』がベッドに向かないようにする
梁や家具、柱の角からは壁刀殺(へきとうさつ)と呼ばれる悪気が流れています。

睡眠中の無防備な状態でこれを受けてしまうと、身体にとって大きなダメージになってしまいます。家具や柱の角の直線上にはベッドを置かないように気を付けて配置をしましょう。
扉の直線上に頭がないようにする
扉からは外からの大きな『氣』が流れ込んできてしまいます。寝ている間の無防備な状態でそれを受けるのは身体にとても悪影響です。
頭を扉の直線状に置かないことで、扉からの『氣』を直接受けることを防ぐことができます。

ダブルベッドを動かせないときの対処法
前章でベッドを置く位置について紹介しましたが、部屋の大きさや構造から上記のポイントを守れない状況もあるでしょう。大型のダブルベッドであればなおさらです。
そういった場合、衝立やカーテン、観葉植物などで疑似的な壁を作るといいでしょう。疑似的なものであっても流れてくる『氣』の流れを遮ることができます。
また角から流れてくる悪気は、足元に向いていれば影響が少ないです。どうしても角がベッドに向いてしまう場合は、ベッドの向きを逆にするのも一つの方法です。

風水から考えるダブルベッドの置き方:色
風水では、置いてある家具の色もとても大切になってきます。好きな色で部屋を固めるのもいいですが、風水の色に沿って家具の色を決めてみるのはいかがでしょうか。
風水で絶対にこの色にした方がいい、と言えるものはありません。状況や上げたい運気などでその人に合った色は変わってきます。
寝室の方角から色を決める
風水では、それぞれの方角にそれぞれ相性のいい色があります。方角に合わせて色を配置することで、より運気に良い影響を与えてくれます。
このとき見る方角はベッドの向きではなく、寝室の位置がどの方角にあるのかで見ていくので注意しましょう。
北側…白、クリーム色、ベージュ、ピンクなどの温かみのある色。
東側…グリーン、ブルー系。なるべく柔らかな色合いのものを選ぶと良い。
南側…白、ベージュ、茶系。赤色を使うのはNG。使ったとしても差し色程度に抑えた方が良い。
西側…黄緑、イエロー系。明るい色が目に疲れると感じる方はベージュを使うのも良い。
シーツの色を変える場合、カーテンや絨毯の色も同じ系統で揃えるとより効果的です。レイアウト的にもまとまりが出てスッキリした印象の部屋になるでしょう。
目標から色を決める
色によって上がる運気は異なります。今自分に必要なものや目標がしっかりと決まっている場合は、それに合わせてベッドの色を変えていくといいでしょう。
赤色…仕事運、美容運、人気運、決断力
青色…仕事運、冷静、安らかな眠り
黄色…金運、家庭運、安定
緑色…仕事運、発展運、成長運、健康運、人間関係運
オレンジ色…人間関係運、恋愛運、家庭運、コミュニケーション力
桃色…恋愛運、結婚運、人間関係運、金運
紫色…全体運、ステイタス運、情熱的な恋愛、気品、神秘的な魅力
茶色…家庭運、安定、落ち着き、集中、誠実
金色…金運、才能、社会運、ステイタス運
銀色…改革、金運、才能、社会運、ステイタス運
黒色…格調高さ、静謐、秘密、信頼
白色…金運、人間関係運、気持ちのリセット、運気の浄化
(引用:http://fusuiweb.com/category5/entry166.html)
風水から考えるダブルベッドの選び方
ベッドの素材や作りに対しても風水は影響します。わざわざ新しく買い替える必要はありませんが、ベッドを新しく買う予定の方はベッド選びの参考にしてみてはいかがでしょう。
ベッドの素材は木製がベスト
木は陽の氣を持っており、地面の陰の氣と相殺してくれるのでベッドの素材として一番適しています。
逆にスチールや革製のベッドは風水的にあまり良いとは言えません。スチールは電気を通してしまうので、周囲にある微弱な電気を身体に集めてしまいがちです。
また革は死んだ動物の素材を使っていることから死の気を含んでしまっています。運気が停滞してしまう原因になってしまうので、なるべく使うのは控えましょう。
現在スチール製や革製のベッドを使っているという方は、スチールや革の部分を布で覆うことで悪い気を抑えられます。
ベッドヘッドに照明がないものを選ぶ
最近ではベッドヘッドに照明が一体化したベッドも多いですが、実はそれ、風水的に良くありません。
電気機器からは常に気を乱す電波が出ています。起きている時には影響のない微弱なものですが、睡眠中の無防備な状態で受け続けることで眠りが浅くなるなどの影響がでてきてしまいます。
また、ベッド周りがごちゃごちゃとしているのも運気を停滞させる原因になってしまいます。ベッドヘッドに照明が一体化したものは、どうしても配線が出てしまうので散らかった印象になってしまいます。
照明が一体化したベッドを使う場合は、配線をきちんとまとめて綺麗に保つように気を付けましょう。
シングルベッドを2つ繋げてダブルベッドとして使う場合
シングルベッドを繋げてダブルベッドとして使うのは、基本的におススメしません。
別々の物を繋げて使うのは「分離」を意味し、人間関係にも影響を与えてしまう可能性があります。新婚などの繋がりがまだ浅い場合などは特にシングルベッドを繋げてダブルベッドとして使うのはやめましょう。
どうしても使いたい場合は、フレームやヘッドボードだけでもダブルベッドのものを使ったり、下の写真のように諦めてベッドを離してそれぞれ別のベッドとして使うようにしましょう。

風水的に寝室に置かない方が良い物
ベッドとは関係ありませんが、こちらでは寝室に置かない方がいいものを紹介していきます。ベッドと合わせて寝室の環境も整えることで、更なる運気の上昇が期待できるので気にしていきたいですね。
電化製品
上述したように、電化製品から出ている微弱な電波は睡眠中の身体に影響を与えてしまいます。
携帯電話の充電を枕元で行っている方は多いと思いますが、枕元から少し離れた場所で充電をするのが理想的です。
ぬいぐるみ
女性は特にベッド周りに置いている方も多いのではないでしょうか。しかし、ぬいぐるみは『氣』を吸い取ってしまいます。
数が多ければそれだけ『氣』を吸い取られてしまうので、疲れの原因になってしまいます。どうしても置きたい方は数を絞って置くようにしましょう。
水槽
風水では金運や財産運を引き寄せるとされている水槽ですが、寝室に置くのはよくありません。
寝室に流れているのが陰の気なのに対して、水槽に満ちている水は陽の気を持っています。性質の違う気が混ざることで、寝室に流れる気が落ち着きのないものになってしまいます。
運気を上げるために水槽を置きたいのであれば、寝室ではない別の場所に置くようにしましょう。
まとめ
今回はダブルベッドを置く際の風水についてまとめてみました。いかがだったでしょうか。
睡眠は人間にとって最も大切な時間と言っても過言ではありません。風水を取り入れることで大切な睡眠の質を高め、パワーを身体に取り込む手助けをしてくれるでしょう。
しかし色々とポイントを書いてきましたが、風水とはあくまでも環境を整える手助けの一つに過ぎません。気にしすぎてしまっては、かえって気疲れしてしまって逆効果になってしまいます。
あくまでも自分が心地よい環境を整えていく、くらいに考えるのがいいでしょう。