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ニトリで買った革製ソファが臭いときに考えられる原因3点と対処法

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お部屋に癒しの空間を生み出してくれるソファ。”お値段以上”のキャッチコピーで有名な大型家具店ニトリにも素敵な革製ソファが多数あります。

思い切って買った革製ソファに腰掛けて、映画でも見ながらブランデーを一杯…そんなことを夢みてたのに、ソファからなんだか嫌な臭いがしてそれどころではなくなった…。なんてことはありませんか?

今回はニトリの革製ソファの気になる臭いの原因と対策を紹介します。

(トップ画像出展:https://pixabay.com/photos/leather-couch-black-2631166/)

ニトリの革ソファが臭い原因 ① 生地に付着した薬剤の臭い

購入されたソファが天然皮革の場合、動物の皮を加工する(なめす)際に使用される化学薬剤の臭いが残っていることがあります。

動物の皮は加工を施さないとすぐに傷んでダメになるので、人間は狩猟の時代から丈夫で長持ちする革製品を作る為に工夫を凝らしてきました。

なめしに使われる薬剤は、ミモザという木に含まれている『タンニン』を利用した「植物タンニンなめし」と、およそ100年前にドイツで開発された『塩基性硫酸クロム』を利用した「クロムなめし」が主流です。

本革と総革の違いとは

ニトリの革製ソファには『本革』と『総革』の2種類があり、その違いは「人体が触れない部分の素材」になります。

本革の場合、座面や肘掛など体が接触する部分に天然皮革、それ以外の部分に合成皮革が使用されていて、総革だと100%天然皮革で作られているという意味です。

価格に大きな差があり、本革だとほとんどの製品が55,000〜100,000円前後ですが、総革になると120,000〜180,000円前後になります。

天然皮革と合成皮革の違いとは

https://pixabay.com/photos/leather-couch-black-2631166/

天然皮革は本物の動物の皮を加工して作られた素材で、主に牛が使われていますが、他にも馬・豚・ヤギ・羊・鹿など動物によって様々な特徴があります。

一方合成皮革は天然の布地を基に合成樹脂を塗布して、天然皮革の質感を出来るだけ再現したものになります。合成樹脂には主にポリウレタンやポリ塩化ビニルが使われています。

当然合成のほうが安価に革素材を楽しめるのですが、ポリウレタンが空気中の水分と結合して徐々にボロボロになります。天然だと手入れ次第で10年は持ちますし、使うほど色合いや質感に味が出ます。

なにより、天然の魅力は合成では出せない高級感にありますね。大きな買い物ですから、奮発して天然皮革にすると高い満足度を長期間得られることでしょう。

ニトリの革ソファが臭い原因 ② ウレタンの臭い

臭いの原因として考えられる2つ目の原因は、ソファ内部のスポンジの素材であるポリウレタンから発せられる石油系の揮発臭になります。

ポリウレタン自体は無臭の物質ですが、製造時に添加する薬剤の臭いをポリウレタンが吸着することで嫌な臭いを拡散させる原因となってしまいます。

石油化学物質のなんともいえない臭いは長く嗅いでいると嫌な気持ちになりますが、ポリウレタンは素材の性質上臭いがこもりやすく、脱臭に時間がかかります。

臭いが与える人体への影響

ウレタン臭の主な原因は“第3級アミン類”と呼ばれるポリウレタンの精製時に添加する物質によるものですが、添加量は0.05〜0.5%程の上、製造時の加熱でほとんど発散するので人体への影響はほぼありません。

ただ、化学物質過敏症の場合は咳・鼻水・不整脈・冷え性・集中力低下・頭痛等心身共に様々な症状が現れることがありますので、思い当たる方は新しく買ったソファの臭いが影響している可能性が高いです。

ニトリの革ソファが臭い原因 ③ 梱包状態

革についた薬剤と、内部のポリウレタンの2つが主な臭いの原因ですが、これらに加えて製造後の梱包状態も臭いが残る原因になります。

スポンジ状のポリウレタンはただでさえ臭いを溜め込みやすく、製造直後に梱包された商品を購入すると梱包剤の中で充満した臭いを自宅で解き放つことになってしまいます。

開けた瞬間が臭いのピークなので「気になる臭いがする」イメージが強くなってしまうんですね。

購入したニトリの革ソファが臭い時は換気をしよう

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0-%E7%94%9F%E6%B4%BB-%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A1-%E5%BF%AB%E9%81%A9%E3%81%A7%E3%81%99-1822424/

ニトリの革ソファの臭いが気になるときに一番効果的な対策は『換気をする』事です。

風通しの良い場所に数日置いておけば、内部の臭いが徐々に揮発してやがて気にならなくなるでしょう。

より早く臭いを抑えたいのであれば、ソファ自体をベランダや庭に晒してみましょう。ソファ内部の温度を上昇させて臭いの揮発を促進することができます。

ただ、大型家具なので外に出すのがそもそも難しい場合や、あまり長く天日干し状態が続くと紫外線により変色を起こしてしまう事があるので注意が必要です。

ニトリの革ソファの臭いを消すには消臭剤も有効

換気によってソファ内部の臭いを十分揮発できたら、無香料タイプの消臭剤を使用してみましょう。換気だけよりも早く効果的に臭いを消す事ができます。

注意点としてしっかり臭いが揮発できていないと消臭剤の効果も半減してしまいますし、色落ちやカビの原因にもなりますのでスプレータイプの消臭剤はオススメできません。置き型の消臭剤を推奨します。

革素材用の消臭スプレーもありますが、使用される時はソファの目立たない場所に一度吹きかけて色落ちやカビなどの悪い変化が起こらないか確認してから使用してください。

せっかくの革ソファを消臭対策で台無しにしてはもったいないので、くれぐれも慎重に行いましょう。

どうしても革ソファの臭いに耐えられない時はニトリに連絡

換気や消臭剤を試して数ヶ月経っても臭いが消えない、あるいは敏感な方なら1日でも早く嫌な臭いとサヨナラしたい…そう思う方は最終手段として、ニトリに連絡して、返品・交換の相談をしましょう。

臭いの少ない商品に取り替えてくれたり、臭いが取れるまで保管してくれたりと、なにかしらのサポート対応をしてくれます。

どちらにしても生活を彩るはずだったソファがしばらく家からいなくなるので、もどかしい日々を送ることになってしまいますが、手っ取り早くて確実に臭い問題を解決できるでしょう。

ニトリの革製ソファが臭いときの対処法まとめ

革製のソファは重厚感・高級感があり、部屋の見た目を1ランク上昇させる素敵な家具です。

だからこそ、自分が気に入ったものを長く使っていきたいですよね。使い始めの臭い対策さえなんとかなれば、5年10年と使える上だんだん味わい深い質感になっていくのも革製品の醍醐味です。

本記事の対策を参考に「臭いから嫌」と諦めずに、せっかく買った大切なソファを末長く大事にして欲しいと思います。

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naotosato
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