「絨毯を汚してしまった」「絨毯にシミが付いてしまって落ちない」とお困りではないですか?
絨毯にシミが付くと見た目が悪くなるだけでなく、雑菌が繁殖してしまうなど衛生面にも悪影響を及ぼしてしまいます。
そこで、今回は絨毯のシミを落とすための方法2つとそれぞれのやり方について詳しく紹介していきます。絨毯のシミに困っている方は是非参考にしてみてください。
(トップ画出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%B5%A8%E6%AF%AF%E3%80%80%E6%B1%9A%E3%82%8C&sl=ja&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&color=all&mdlrlrsec=all&pp=70&p=1&pt=C)
絨毯のシミを放置するとどうなる?

「絨毯にシミが付いても、見た目が悪くなるだけでしょ?」と軽く考えていませんか?
シミを放置することで絨毯の見た目が悪くなるのは勿論ですが、シミ部分は特に雑菌が繁殖しやすいため衛生面にも悪影響を及ぼしてしまいます。
また、シミは放置するほど落ちにくくなってしまうため、後からシミを落とそうと思っても完全には落ちなくなってしまう可能性もあります。
絨毯のシミに困っている方は、次から紹介する方法を参考に早めに対処するようにしましょう。
絨毯のシミを落とす方法2選
絨毯のシミを落とすためには、自分で絨毯のシミを落とす方法と業者に依頼してシミを落としてもらう方法の2つの方法があります。
自分で絨毯のシミを落とす場合のメリットは、業者に依頼するのに比べて費用を安く抑えられることです。しかし、全て自分で作業するため手間と時間は掛かってしまいます。
業者に依頼してシミを落としてもらった場合のメリットは、色落ちなどの失敗がなく確実であることです。また、依頼すれば後は業者が綺麗にしてくれるため、手間や時間が掛かりません。
ただし、掛かる費用は自分でシミを落とした場合よりも高くなってしまいます。以上のメリット・デメリットを比較して、より自分に合った方法を選びましょう。
自分で絨毯のシミを落とす際の注意点
絨毯の素材と洗剤との相性によっては、色落ちや質感の変化を起こしてしまう場合があります。
特別大切にしている絨毯や高級絨毯など、絶対に色落ちなどを起こしたくない絨毯は自分で作業するのではなく、業者に依頼した方が確実です。
プロに依頼することで、色落ちなどの心配もなく確実に綺麗にしてもらえます。
色落ちや質感の変化が起こってしまった絨毯は、元の状態には戻りません。失敗してから後悔しても遅いので、大切な絨毯は無理せず業者に依頼して綺麗にしてもらいましょう。
水溶性・油性のシミの違い
絨毯のシミには水溶性と油性の2つの種類があります。シミの種類によって使う洗剤などが異なるので、絨毯に付いているシミが水溶性なのか、油性なのかは把握しておきましょう。
- 水溶性のシミ………水に溶けやすい性質がある汚れからできたシミ。主にコーヒー、ワインなどの飲み物やケチャップなどの調味料の汚れからできる。
- 油性のシミ…………油に溶けやすい性質がある汚れからできたシミ。主にカレーなどの油を含んだ食糧品や、口紅などの化粧品の汚れからできる。
次に、シミ抜きをするために使う道具を紹介していきます。シミの種類にあった道具を用意しましょう。
絨毯のシミを落とす際に使う道具
水溶性のシミを落とすために使う道具と、油性のシミを落とすために使う道具をそれぞれ紹介していきます。道具は、ネットやドラッグストアなどで簡単に購入できますよ。
水溶性のシミを落とすための道具
水溶性のシミを落とすために用意する道具は、洗剤と雑巾の2つです。用意する際のポイントを詳しく見ていきましょう。
洗剤(例:マイペット、キュキュット)
リビング用洗剤を用意するのが理想ですが、食器用の中性洗剤でも代用が可能です。
雑巾
雑巾の代わりに、古いタオルなどを使っても大丈夫です。新品である必要はありませんが、あまりにも汚い布だと逆にシミが広がってしまう可能性もあるため注意しましょう。
油性のシミを落とすための道具
油性のシミを落とすために必要な道具は、漂白剤と重曹、雑巾とゴム手袋の4つです。用意する際のポイントを順番に見ていきましょう。
漂白剤(例:ワイドハイター)
漂白剤は、素材にやさしい『酸素系』のものがおススメです。また、漂白剤は重曹と混ぜて使用するので、液体タイプのものを用意しましょう。
重曹
重曹はキッチンなど他の場所の掃除にも使えるので、持っていない方はこの機会に購入しておきましょう。
雑巾
古いタオルなどで代用可能です。新品である必要はありませんが、あまりにも汚いと逆にシミが広がってしまう可能性があるため、注意しましょう。
ゴム手袋
漂白剤を使用する作業になるので、必ずゴム手袋を着用しましょう。
自分で絨毯のシミを落とすための方法:水溶性のシミの場合

水溶性のシミを落とすための手順を順番に紹介していきます。間違えた方法でシミを落とそうとすると、逆にシミが広がってしまうこともあるため注意して作業しましょう。
1大きな汚れを取り除く
まずは、ホコリやシミの原因になった固形の汚れなどを取り除きましょう。大きな汚れが残っていると、逆にシミが広がってしまう可能性があるため、しっかり汚れを取り除きましょう。
2雑巾に洗剤をつける
洗剤は1、2滴程度の少量で大丈夫です。洗剤が多すぎると絨毯に泡が残ってしまう原因にもなるため、注意しましょう。
3シミを拭く
洗剤をつけた雑巾で、シミを上から軽く叩くように拭いていきます。雑巾をこするように動かすと、逆にシミが広がってしまうため注意しましょう。
4水拭きで洗剤を拭き取る
最後に水拭きで洗剤を拭き取っていきます。洗剤が残ったままになると、絨毯の素材を痛めてしまう原因になるため、丁寧に拭き取りましょう。
シミを拭き取るときと同じように、雑巾をこするように動かさないように注意しましょう。
自分で絨毯のシミを落とすための方法:油性のシミの場合
油性のシミを落とすための手順を紹介していきます。水溶性のシミを落とす方法に比べて、いくつか手順が増えているので注意しましょう。
1大きな汚れを取り除く
まず、ホコリやシミの原因になった固形の汚れなどを取り除きます。残った汚れから再びシミができてしまう可能性もあるため、しっかりと取り除きましょう。
2洗浄液をシミにかける
漂白剤20mlに重曹大さじ1杯(15g)を混ぜて作った洗浄液をシミにかけて5分ほど放置しましょう。
色落ちが起こってしまう可能性もあるため、事前に絨毯の端で色落ちが起きないか確認しておくと安心ですよ。
3雑巾で汚れを拭く
よく絞った雑巾で、汚れを軽く叩くように拭いていきます。横にこするような動きをすると、逆にシミが広がってしまうため注意しましょう。
レンジで温めたり、熱湯で濡らしたりした温かい雑巾を使用するとより効果的に汚れを浮かすことができます。
4水を少量かけて雑巾で拭く
霧吹きなどで水を少量かけ、乾いた雑巾で水分を拭き取っていきます。
拭き取った後にシミがまだ落ちていなかった場合は、2と3の手順を繰り返しましょう。
5水拭き
絨毯に洗浄液を残さないように、しっかりと水拭きしていきます。洗浄液が絨毯に残っていると、絨毯の繊維を痛めてしまう原因にもなるため、丁寧に拭き取っていきましょう。
業者に絨毯のシミを落とすのを依頼した場合の相場

業者に絨毯のシミ抜きを依頼することを考えたときに一番気になるのは、『どのくらいの金額になるのか』ですよね。
業者に依頼した場合に掛かる金額は、絨毯の大きさや絨毯の素材によって変わります。おおまかな相場は以下の通りです。
- 2畳以下……………約2,000円
- 2畳~3畳…………約2,000~4,000円
- 3畳以上……………約5,000円~
しかし、上記の相場はあくまでも目安であり、依頼する絨毯の素材によっても変わります。特に高級絨毯はクリーニング料が高額になる傾向があります。
確実な価格が知りたい方は、是非クリーニング業者に見積もりを出してもらうといいでしょう。
業者を選ぶときに見るべきポイント
ネットや店舗など、多くのクリーニング業者があるため、どこに依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
業者を選ぶときに見るべきポイントは、提供しているサービスと業者の専門性の2つです。詳しく見ていきましょう。
提供しているサービス
業者によっては、クリーニングのほかに防ダニ加工を行ってくれたり、人体に影響のない洗剤を使ってくれたり、といったサービスを行っているところもあります。
業者選びに悩んでいる方は、業者が提供している追加サービスで選んでみてはいかがでしょうか。
業者の専門性
アンティーク絨毯などの高級絨毯のクリーニングを依頼する場合は特に、『高級絨毯のクリーニングを専門にしている』などの専門性がある業者を選ぶといいでしょう。
より専門的な技術を持っている業者であれば、大切な絨毯も安心して預けることができますね。
絨毯のシミを落とす方法【まとめ】
絨毯のシミを落とすには、自分でシミを落とす方法と業者に依頼してシミを落としてもらう方法の2つから選べます。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
- 自分でシミを落とす場合
- メリット:費用が安く抑えられる
- デメリット:手間と時間が掛かってしまう
- 対して、業者に依頼した場合
- メリット:手間が掛からず失敗もない
- デメリット:自分でシミを落とした場合に比べて掛かる費用が高い
絨毯のシミは、放置するほど落ちにくくなってしまいます。どちらの方法でシミを落とすにせよ、なるべく早めに対処するようにしましょう。