ラグ

和室にラグは使える?敷き方の3つの注意点とコーディネートも紹介!

「和室をおしゃれにデザインしたい」「畳を家具で傷付けたくない」と思ったあなたは、「和室にラグを敷くのはどうだろう」と考えたのではないでしょうか?

しかし、和室にラグを敷くとなると「カビやダニが心配」という不安や「どのラグが和室に合うのか分からない」という疑問も出てくるのではないでしょうか?

今回は、“和室にラグを敷くときの3つの注意点”と“和室とラグのおすすめコーディネート”を紹介します。和室にラグを敷こうと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/紅葉-寺-畳-和風-和室-2141946/)

和室にラグを敷くメリット

初めて和室にラグを敷くとなると、どんなメリット・デメリットがあるのか気になるかと思います。

この章では、和室にラグを敷くメリットについて紹介します。主なメリットとしては、以下の4つのことが挙げられます。

和室にラグを敷くメリット
  • 手軽に和室をデザインできる
  • 家具などから畳を保護できる
  • クッション性が高まる
  • 埃の飛散を防止できる

和室にラグを敷く理由で最も多いのが「模様替え」です。近年は、古き良き建物を生かした「古民家カフェ」なども増えており、「和モダンな部屋にデザインしたい」という方も増えてきています。

尚、床をリフォームするとなると時間とコストが掛かるので、安価で手軽に使えるラグは便利なアイテムと言えるでしょう。

和室にラグを敷くデメリット

続いては、和室にラグを敷くデメリットについて紹介します。和室にラグを敷くデメリットは、「通気性が悪くなる」ことです。

言い換えれば「高温多湿になりやすい」ということであり、カビやダニも発生しやすくなるでしょう。

特に「部屋を閉め切る時間が長い」「他の部屋にカビが生えたことがある」という方は要注意です。

畳も人間と同じように「呼吸」をしており、その呼吸は「空気を綺麗にする」「湿度を調節する」という働きをします。

また、畳1枚で約500ccもの水分を吸収するとも言われているので、ラグを敷きっぱなしにして呼吸や水分の放出を妨げないようにしましょう。

(参考:https://reform.tatamitai.com/tatami_knowledge/breathing/)

そもそも和室にラグを敷いても大丈夫?

和室にラグを敷くときに1番懸念されることと言えば、「カビ」や「ダニ」の発生ではないでしょうか?

デメリットでも述べたように和室にラグを敷くと通気性が悪くなるので、「そもそも畳にラグを敷いても大丈夫なのか」と疑問を持つ方も多いです。

そのような問いに対しては、自信を持って「大丈夫と言い切ることはできません。何故なら、カビやダニの発生は「使用する環境」や「手入れの仕方」によっても左右されるからです。

和室にラグを敷くことはできますが、カビとダニは「高温多湿」「ゴミや汚れ」を好むので、こまめな換気掃除をすることが必須条件と言えるでしょう。

和室にラグを敷くときの注意点

ここからは、和室にラグを敷くときの注意点について紹介します。

「やっぱり和室にラグを敷きたい」という方は、以下の3つのポイントをしっかりと抑えておきましょう。

和室にラグを敷くときの注意ポイント
  • こまめな換気と掃除を欠かさない
  • 和室に合った機能を持つラグを使う
  • ズレ防止にはピンを使う

この3つのポイントは、和室にラグを敷くための必須条件でもあります。

次の章からは、各ポイントについて具体的に解説していくのでしっかりと目を通すようにしてください。

敷き方の注意ポイント①こまめな換気と掃除を欠かさない

1つ目の注意ポイントは、こまめに換気・掃除を行うことです。具体的には、以下のように換気・掃除を行うと良いでしょう。

換気・掃除方法
  • 晴れた日にはしっかりと窓を開けて空気の換気を行う
  • 部屋の通気性や天気が良くない場合は「除湿機」や「エアコン」で湿度を調節する
  • 掃除機に吸い付きそうなスピードでゆっくりと掃除機をかける
  • 定期的にラグを洗う

しっかりと空気を入れ替えて湿度を調節すれば、カビやダニの発生を抑えることができます。

尚、掃除の頻度は人によって異なりますが、最低でも1週間に1〜2回の掃除機がけ1〜3ヶ月に1回の洗濯拭き掃除)はしておきたいところです。

特に繁殖率の高い「ダニ」は、食べこぼし・垢・カビなどの「」やラグのような「潜みやすい場所」を好むので、定期的な手入れは必須となります。

敷き方の注意ポイント②和室に合った機能を持つラグを使う

2つ目の注意ポイントは、和室に合った機能を持つラグを使うことです。具体的には、以下のような機能・特性を持つラグを使うことをおすすめします。

和室に合うラグの機能・特性
  • 毛足が短いタイプ→手入れがしやすくダニが潜みにくい
  • 抗菌防虫などの機能を持つタイプ→雑菌・ダニの発生を抑制できる
  • 自然素材い草・コットンなど)→通気性や吸湿性が良く、カビ・ダニの発生を抑制できる
  • 裏面が不織布」「麻張りで薄手のタイプ→通気性が良く、カビ・ダニの発生を抑制できる

上記のようなラグを使えば、より安心して和室に敷くことができるでしょう。

こまめな換気・掃除も大切ですが、予め和室に適したラグを選ぶことも大切です。

敷き方の注意ポイント③ズレ防止にはピンを使う

3つ目の注意ポイントは、ラグのズレを防止するときに「ピン」を使うことです。

ラグのズレ防止によく使われる「滑り止めシート」や「滑り止めテープ」を使うと、畳を傷めてしまったり、通気性を悪くしてしまったりする可能性があります。

尚、ラグを固定できる専用ピンは、「100円ショップ」や「ホームセンター」などで購入することが可能です。(専用ピンは「カーペット鋲」「カーペットピン」という名で販売されています。)

専用ピンを選ぶときは、ラグの厚みに合う針の長さラグの色味に合ったヘッドまたは透明タイプ)を選択するようにしましょう。

ラグのサイズや材質によっては、専用ピンが外れやすいこともあります。怪我に繋がる恐れもあるので、使用するときは十分に注意してください。

和室とラグのおすすめコーディネート

この章では、和室とラグのおすすめコーディネートについて紹介します。今回は、3種類のコーディネートを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

和室と天然素材のラグ

1つ目に紹介するのは、「和室と天然素材のラグ」の組み合わせです。天然素材で作られたラグは、通気性と吸湿性に優れているので畳との相性がとても良いです。

また、天然素材同士を組み合わせることで、自然と統一感も生まれます。上記の画像はカーペットサイズとなりますが、「い草」で作られたとは思えない素敵なデザインとなっています。

裏地に「接着剤」や「滑り止め」などが使われていると通気性が悪くなるので、裏面も確認しておくとより安心です。

和室とアースカラーのラグ

2つ目に紹介するのは、「和室とアースカラーのラグ」の組み合わせです。アースカラーとは自然界にある色のことで、「青」「緑」「茶」などが挙げられます。

アースカラーで合わせると全体的にまとまった印象に仕上がるので、コーディネートに自信がない方には特におすすめです。

和室と北欧ラグ

3つ目に紹介するのは、「和室と欧風ラグ」の組み合わせです。和と洋の組み合わせとなると反発しそうにも思えますが、上手にコーディネートすれば和モダンな部屋に生まれ変わります。

「和室から洋風な部屋に変えたい」「部屋にアクセントを付けたい」という方は、北欧ラグを使ってみてはいかがでしょうか?

使い勝手を重視するなら「小さなラグ」がおすすめ

前章では和室とラグのコーディネートについて紹介しましたが、使い勝手を重視するなら「小さなラグ」を敷くことをおすすめします。

小さなラグをおすすめする理由
  • 重量が軽い分、いつでも楽に移動できる
  • 面積が小さい分、掃除・洗濯が楽になる
  • 大きなラグよりも通気性が良い(すぐに移動できるので換気も簡単にできる)

大きめのラグもおしゃれですが、掃除が大変だったり、動かすのが大変だったりもします。

定期的な換気・掃除の面を考慮すると、小さなラグの方が気軽に使うことができるでしょう。

まとめ

今回は、“和室にラグを敷くときの注意点”と“和室とラグのコーディネート”について紹介しました。改めて紹介した内容を簡単にまとめてみます。

和室にラグを敷くときの注意点
  • こまめに換気・掃除をしてカビやダニの発生を防ぐ(高温多湿の状況を作らない)
  • 「抗菌・防虫」など多機能の持ったラグを利用する
  • ズレを防止するときは専用ピンを使う
おすすめのコーディネート
  • 「天然素材」のラグ→通気性・吸湿性が良く、和室と統一感が出やすい
  • 「アースカラー」のラグ→全体的にまとまりのある空間に仕上がる
  • 「北欧」のラグ→和モダンなおしゃれな部屋に変えられる

しっかりと換気・掃除をしていれば和室にラグを敷くことはできるので、この記事を参考にして頂きながら和室をラグでアレンジしてみましょう。

 

ABOUT ME
ゆうと
SEOライター歴4年。金融、インテリア、格安SIMなど複数メディアにてGoogle検索上位を獲得。 無類のバスケ好きで幼い頃からNBA(特にレイカーズ)の大ファン。 現在は漫画・アニメ鑑賞にどハマり中。
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