「カーペットの匂いがキツイ…。いつも清潔に使っているのになんで?」
自宅のカーペットの匂いをかいだら、予想以上に匂ったことありませんか。消臭剤をかけて掃除機もかけているのに、変な匂いがしたらショックですよね。
今回は、カーペットが匂う原因と、原因を無くすための手順を紹介します。カーペットの匂いをすぐにでも消したいならば、匂いが残らないうちに実行しましょう。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1377105?title=%E6%8E%83%E9%99%A4%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7%E3%81%99&searchId=132351076)
カーペットの匂いの原因は?
汚れていないように見えるのに、カーペットの匂いをかいだら、嫌な匂いがする…という経験ありますよね。カーペットの嫌な匂いの原因は、次のものが合わさって発生しているのです。
- ホコリ
- 髪の毛
- ペットの毛
- 食べこぼし
- 飲み物のこぼし
- 皮脂
きれいにしていると思っても、普段の生活でカーペットに汚れが大量にたまっているのです。汚れの原因を見ると、カーペットを裸足で歩いたり、髪の毛が落ちたりするのは納得できますよね。
食べ物を落としてきちんと取ったつもりでも、残ってしまっている可能性もあるのです。ペットを飼っていれば、ペットの体毛が落ちることもありますよね。
市販の消臭剤では匂いは消えないの?
ドラッグストアで売っている消臭剤をいつも使っているから、私のカーペットは匂いがしません…と思っていませんか。
市販の消臭剤は、匂いの原因を化学物質で抑え込んでいるため、時間が経ってしまうと匂いは元に戻ってしまいます。
むしろ、匂い付きの消臭剤を使用すると、その匂いがカーペットの悪臭の原因と合わさって、匂いが悪化することもあるのです。
一時的な対処で市販の消臭剤を使うのは問題ありませんが、匂いの原因は無くならないので注意しましょう。
匂いを消すために準備するもの
ここからは、匂いの原因を根本から無くすための方法を紹介します。100円ショップで買えるもので準備できるので、安く済みますよ。
- 掃除機
- 2枚~3枚のタオルまたは雑巾
- 重曹
- 水
- スプレーボトル
- ゴム手袋
重曹は掃除用で100円ショップに売っています。食品用の重曹(ベーキングパウダー)もありますが、掃除用で十分対応できます。
また、スプレーボトルは無くても匂いを消すことはできますが、あった方が作業の効率が上がります。
手順①カーペットの汚れを落とそう

まずは、匂いの原因でもある汚れを取ります。ゴム手袋を手にはめて、カーペットの毛足の流れに逆らうようになでます。
毛足の流れに逆らうようになでることで、匂いの原因であるホコリなどの汚れがカーペットの奥からでるのです。
汚れが奥からでてきたら、掃除機で吸い取りましょう。カーペットの奥から大量のゴミや髪の毛、ホコリが取れます。
匂いの原因を残さないように、丁寧に掃除機をかけていくことが大事です。
手順②カーペットの匂いを消そう
次にカーペットに残っている匂いの原因を消します。重曹を水で溶かして雑巾を濡らします。重曹の濃度が5%前後になるように量を調整しましょう。
カーペットの匂いが気になるところを重曹水で濡らした雑巾でふいていきます。
カーペットに残っている匂いの原因が重曹に吸収されるので、カーペットをふく前と後で匂いが変わるでしょう。
重曹水でふいたあとは水拭きでカーペットをふきとり、乾燥させます。もし、カーペットが外に干せるのであれば、日光にあてて乾燥させた方が良いでしょう。
手順③匂いがつかないように予防しよう

匂いの原因が取れても、しばらく時間が経って元に戻ってしまっては意味がありませんよね。普段からカーペットから匂いが発生しないように予防しておくことが大事です。
手順②で使った重曹水をスプレーボトルに入れて使います。重曹水を普段からカーペットにかけておけば、匂いの原因を重曹が中和してくれるので、匂いが発生するのを防いでくれます。
ホコリや髪の毛などのゴミは、普段から掃除機をかけて取るようにしましょう。
カーペットに重曹を直接まくと後が大変
カーペットの匂いを消すためのノウハウを調べると、カーペットの汚れを落とした後に匂いの元に重曹を直接まいて、後から掃除機で吸い取るよう紹介しているところがあります。
しかし、カーペットの毛の奥にいってしまうと取れないような場所に重曹をまいてしまうと、重曹が奥に行ってしまい、残ってしまうことがあるのです。
掃除機で吸い取ろうとしても取れなかったり、塊で残ってしまったりするので、粉の重曹をカーペットにまかないようにしましょう。
粉の重曹は、ビンに入れて台所に置いたり、トイレに置いたりすれば匂いを吸収してくれます。また、ガス台の油汚れには、粉をまいて磨けば油汚れを取り、研磨剤としても使えます。
ハイターなどの漂白剤は消臭に使えないの?
ハイターなどの塩素系漂白剤が消臭や除菌に使えると聞いたことはありませんか。塩素系漂白剤をまけば、重曹よりも速く消臭できます。
しかし、塩素系漂白剤を使うとデメリットがあります。カーペットの色が抜けてしまうことです。漂白剤は、汚れのしみ抜きなどに使われますが、使い方を間違えると布の色が抜けてしまいます。
もし、家族の誰かが嘔吐してしまったときなどは、病気の感染等を防ぐために除菌と消臭で塩素系漂白剤を使えますが、緊急でない限りは、塩素系漂白剤をカーペットの消臭に使用するのはやめましょう。
塩素系漂白剤は、人体に毒でもあるので使用するときは換気が必要です。
カーペットの匂いがどうしても消えないときは?

汚れを掃除機で吸い取って、重曹をカーペット全体にまいても匂いが消えない可能性があります。その場合は、何かしらの汚れの匂いがカーペットにしみついてしまっているでしょう。
このような場合は、クリーニング業者に依頼するのが早いです。カーペットやじゅうたんのクリーニングを専門に扱っているところであれば、汚れの洗浄や様々なしみ抜きに対応しています。
クリーニング業者では、強力な汚れ専用の洗剤を使用しているので、きれいになって戻ってくるでしょう。お金はかかりますが、匂いが原因で身体に悪影響が出るよりは良いですよね。
カーペットの匂いはどうやったら取れるの? まとめ
今回は、カーペットの匂いの原因を取り除く方法を紹介しました。カーペットはなかなか気軽に洗濯ができないので、消臭剤で対処して久しぶりに匂いをかいだら、悪臭になっていることがあります。
普段から匂いがつかないように汚れの原因を掃除機で取り除いておいたり、重曹で予防したりしておくだけでもカーペットを清潔に保てます。
ホコリやゴミで身体に悪影響が出ないようにきれいなカーペットで過ごしたいですよね。