一人暮らしでよく使われる「ラグ」ですが、バリエーションが豊富なため「どれを選べば良いのだろう」と悩んでしまうかと思います。
また、ラグを初めて使うとなると「そもそも一人暮らしにラグは必要なのか」と考えてしまうのではないでしょうか?
今回はラグの必要性と失敗しないラグの選び方を5つのポイントに分けて紹介します。あなたに合った最適のカーペットを見つけ出すためにもぜひ本記事を参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/赤ちゃんボーイ-インテリア-部屋-3368017/)
そもそも一人暮らしにラグは必要なのか?

部屋のインテリアとしても重宝される「ラグ」ですが、「そもそも一人暮らしに必要なのか」と疑問に感じている方も多いです。
確かに優先度の高い「洗濯機」や「冷蔵庫」などと比べてしまうと、ラグは“なくても生活できるアイテム”と言えるでしょう。
しかし、「部屋の彩りが良くなる」「床に寝転ぶことができる」など様々なメリットも持っており、“生活を豊かにしてくれるアイテム”にも違いはありません。
次の章では、ラグを使うことで得られるメリットについて解説します。
一人暮らしにラグを使うメリット
敷くだけでおしゃれさが増すラグですが、実は生活面においても大切な役割を果たしています。
ラグには以下のようなメリットがあるので、利用すればより生活の質を高めることができるでしょう。
- 埃の飛散を抑えられる(ダストポケット効果)
- 騒音を抑えられる(足音など)
- 床の傷を防止できる
- 体への負担が軽減する
- 冬は暖かく夏は床がべたつかない
ラグはデザインが豊富なところも魅力的ですが、上記のように機能性が優れているところも魅力の1つです。
特に「床に座ることが多い」という方は、前向きにラグの利用を検討してみると良いでしょう。次の章ではラグを使うデメリットについて紹介します。
一人暮らしにラグを使うデメリット
ラグの唯一のデメリットとも言えるのが、手入れの手間が掛かることです。
ラグは「埃の飛散を防ぐ」というメリットがある反面、「埃が溜まりやすい」というデメリットもあります。
また、体に触れることが多いアイテムなので臭いや汚れも蓄積しやすいです。手入れを疎かにすると「ダニ」も増加していくので、こまめな掃除機がけや定期的な洗濯を行うようにしましょう。
尚、人によって手入れの頻度は異なりますが、こまめな方は毎日〜3日に1回の掃除機がけ・1〜3ヶ月に1回の丸洗いを行っています。
デザインばかり注目されるラグですが、使い勝手を考えるなら掃除のしやすさも注視しておきたいところです。
手入れの手間を減らしたい場合は、掃除機がかけやすい“パイル(毛足)が短いラグ”や洗濯がやりやすい“洗濯機・乾燥機可のラグ”を選ぶと良いでしょう。
一人暮らしに合うラグを選ぶポイント
ここからは一人暮らしに合うラグの選び方について紹介していきます。ラグを選ぶときのポイントは「サイズ」「色」「形」「素材」「厚み」の5つです。
こののポイントを抑えておけば、より一人暮らしに適したラグを選ぶことができます。
ラグは部屋の印象や生活の質を大きく変えるアイテムなので、出来る限り最善なものを選択したいところです。
どれもラグ選びにおいて大切なポイントなので、次の章からは各ポイントについて詳しく解説していきます。
①一人暮らしのラグは「サイズ」が最も重要
一人暮らしのラグにおいて最も重要なのが「サイズ」です。サイズによって部屋の印象が大きく変わり、使い勝手も変わってきます。
例えば、「90cm×50cm」のテーブルの下に「100cm×140cm」のラグを敷く場合、床の傷を防止しながら食事や勉強を行えます。
見た目もすっきりとして良いですが、「ソファーの脚の下にも敷きたい」「ラグの上で寝転びたい」という方にとっては物足りないサイズとなるでしょう。
このように環境や用途によって選択するサイズが異なるので、ラグを選ぶときは「どこで・どのようにして使うのか」を明確にイメージすることが大切です。
サイズのイメージが湧きにくいときは、仮に「バスタオル」や「ブランケット」などを敷くことでサイズ感が掴みやすくなります。
②ラグの「色」によって部屋の印象が決まる
ラグは色のバリエーションが多いため、どの色にしようか迷ってしまうかと思います。初めてラグを使う方は、部屋の色味・雰囲気に合わせるのがおすすめです。
例えば、「白」や「木材」を基調とした部屋の場合は、「アイボリー」「ブラウン」などの色を合わせると統一感が生まれておしゃれな印象を受けます。
「コーディネートに自信がない」という方は、“アースカラー”(茶・緑など自然界にある色)を意識したり、インテリアを3色以内に抑えたりすると部屋の印象がまとまりやすくなります。
ラグを「差し色」として取り入れるなら、周囲にあるインテリアの色味を揃えておくと色が映えやすいです。部屋にアクセントを加えたい方はぜひ「差し色」にも挑戦してみてください。
③オーソドックスの「形」は四角形
ラグは形のバリエーションも豊富にあり、オーソドックスな「四角形」や「円形」をはじめ、「雲形」「星形」「動物形」といった変形デザインもあります。
好みのデザインを選ぶのが1番ですが、部屋の統一感や使い勝手を考えると「四角形」がおすすめです。
円形も使いやすい形ですが、四角形に比べると他の家具とのバランスが取りにくくなります。部屋にアクセントを加えたい方は円形にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
尚、形や色は選ぶ人の感覚によって左右されるので、コーディネートに不安がある方はお店の方に相談するのも1つの方法です。
④「素材」によってデザイン性や機能性が変わる
ラグの素材には「ウール」「コットン」などの天然繊維や「ナイロン」「ポリエステル」などの化学繊維が使われており、それぞれの繊維には以下のような特徴が見られます。
- 天然繊維:肌触りが良く見た目が華やか/防虫性・耐久性が低い
- 化学繊維:耐久性・防汚性・防虫性に優れている/肌触りが固めで華やかさに欠ける
各素材によってメリット・デメリットは異なるので、ラグを選ぶときは素材の特徴にも注目してみましょう。
尚、高価な素材が用途に合っているとは限らないので、どのように使うのかを明確にして使い勝手の良い素材を選択するようにしましょう。
ラグのデメリットである「手入れ」の部分を考慮するなら、「化学繊維」の方がおすすめです。
⑤用途に合わせて「厚み」を変える
クッション性や踏み心地に関わるラグの厚みですが、必ずしも厚い方が良いとは限りません。
ラグの厚みは用途によって使い分けることが大切です。
- 「人」が座る場合:「厚みのあるラグ」がおすすめ
- 「家具」を置く場合:「薄いラグ」がおすすめ
基本的に厚みがあればクッション性は高まりますが、薄いカーペットでも専用の「下敷き」を敷くことでクッション性を高めることができます。
また、素材や製法によって耐久性は変わるので、どれくらいの期間・重量に耐えられるのか購入前に確認しておくと良いでしょう。
特に家具の下にラグを敷く場合、クッション性が損なわれたり凹んだりする場合があるので注意が必要です。
一人暮らしに合うラグの選び方まとめ
今回は一人暮らしのラグの必要性・一人暮らしに合うラグの選び方について紹介しました。改めて紹介した内容を簡単にまとめてみます。
- 簡単に部屋の印象を変えられる
- 埃の飛散・騒音を抑えられる
- 床の傷を防止できる
- 体への負担が減り、暑い夏・寒い冬も快適に過ごせる
- サイズを選ぶときは「どこで・どのようにして使う」のかを明確にする←要チェック
- 部屋の色味・雰囲気に合わせて色を選ぶとまとまった印象になる
- 他の家具とのバランスを取るなら「四角形」の形が使いやすい
- 素材によって機能性や使い勝手も異なる
- ラグの用途によって厚みを変える←要チェック
ラグは生活する上で必需品ではありませんが、一人暮らしの生活を豊かにしてくれるアイテムです。
より快適な時間を過ごすためにも、本記事を参考にして頂きながら最適なラグを選択してみてください。
