カーペット

あなた好みの降り方はどれ?カーペットの種類を8つを徹底解説!

カーペットは製法によって種類が異なることをご存知ですか?

実は製法が違えば、耐久性や肌触りなども変わってくるのです。ですから、自分好みのカーペットを探すには、先に種類を知っておくことが大切です。

今回はカーペットの種類について簡単に分かりやすくご紹介します。各種類の特徴を理解できますので、最後までご観覧してみてください。

カーペットの製法の種類

まず最初は、カーペットの製法をご紹介します。カーペットは、元前4000年から製造されていて歴史的な製法です。

現在でも各カーペットによって縫い方が違い機械縫いと手縫いなどとても繊細に作られているので値段が大きく変わります。

同じカーペットに見えても、耐久性や肌触りなども全然違っているものもあります。

購入前に代表的な製法の種類だけ知っているだけでも全然違いますので是非知っておきましょう。

カーペットの製法の種類
  • 平織り
  • タフテッド
  • ウィルトン織り
  • ゴブラン織り
  • アキスミンスター織り
  • ジャガード織り
  • ダブルフェース織り
  • 段通織り

カーペットの製法の種類①平織り

平織りは、縦の糸と横の糸で交差させて織る方法で、製法の中でも単純な織り方と言われており、模様はとてもシンプルで左右対称な柄です。

平織りには種類があり「緋毛氈」(ひもうせん)「菊水織り」(きくすいおり)「三笠織り」(みかさおり)があります。

糸の交差する点が多いので、やや硬めで耐久性や通気性など丈夫に仕上がるのが特徴です。夏用シャツやスーツやバックにも使われています。

カーペットの製法の種類②タフテッド

タフテッドは、タフテッドマシンで基布にパイプ糸を植え付ける刺繍方式方法で、大量生産をしやすく広く普及しています。価格も安くなっているので手に入りやすいです。

タフテッドカーペットには、大きく分けて「丸巻き」と「折りたたみの簡敷」があります。

この2つの違いは糸の使用量が「折りたたみの簡敷」より「丸巻き」の方が糸を多く、耐久性やボリューム感が違い、使用年数が「丸巻き」は2年〜5年で「折りたたみの簡敷」は1年〜2年と言われています。

カーペットの製法の種類③ウィルトン織り

ウィルトン織りは、基布と経糸と緯糸がパイル糸と同時に織る方法で機械織りのカーペットと言われています。

ウィルトン織りは、パイル密度の高い耐久性に優れた生地で密度はノット数で数値が表されていて、ノット数で価格も変わり一般に売られている物は10万ノットで高級品になると125万ノットになります。

ウィルトン織りは、最高級品で2色〜5色用いられ、パイプ密度が細かく長さを自由に変化する事が出来、長さによっては無地柄をつくることも可能です。

カーペットの製法の種類④ゴブラン織り

ゴブラン織りは、経糸4色以上、緯糸3色以上を使った多種表現ができる表現力豊かな柄が特徴です。

ゴブラン織りは、縦糸と横糸が交互に規則正しく織られており、とても繊細に作られていて長く使用する事ができ、使用すればするほど味が出てきます。

表面にゴミや汚れがついてもお手入れが簡単にできますし、厚さも薄めで重量も軽量なので収納も手軽にでき良く移動される方におすすめです。

カーペットの製法の種類⑤アキスミンスター織り

アキスミンスター織りは、20〜30の色糸で構成しており、パイルをU形に切断して挿入します。多色の模様でとても繊細に作られておりホテルや会館などで良く目にする最高級品デザインカーペットです。

製法の違いによっては、「スプール式」と「グリッパー式」に分けられ、「スプール式」は色遣いが無制限に対して「グリッパー式」は8〜12色までの色に限定されています。

アキスミンスター織り機は、非常に珍しく国内だけでも数台しかない為、生産が難しくカーペット自体に希少性が高いと言われています。

カーペットの製法の種類⑥ジャガード織り

ジャガード織りは、ウィルトン織りと同じ種類でウィルトン織りよりパイルに使う糸が細いものを使われているので、糸の密度を沢山使えることにより、薄くて使い勝手の良いカーペットが作れることができます。

一般に販売されている「中国モケット」・「韓国モケット」・「ベルギーモケット」にあたりです。

ジャガード織りは、耐久性・耐摩耗性に優れ、身近で使われているホットカーペットやソファなどに幅広く使われています。

カーペットの製法の種類⑦ダブルフェース織り

ダブルフェース織りは、ウィルトン織りの技術を応用して2枚同時に作られていて、パイル密度が高く、4~5色ではっきりとした線で生産量も高く店頭で販売されている柄カーペットはこの方法で織られています。

使用年数は、素材や糸量によって変わりますが、おおよそ5〜7年といわれおり、丁寧に使用すれば長く使えることが可能です。

リビングやダイニングどこにでも敷きやすいのがウィルトンカーペットです。

カーペットの製法の種類⑧段通織り

段通織りは、手織りカーペットの一つで地経糸に太い毛糸のパイル糸を1本1本カットしながら結び織り上げていき、糸の密度を使えば使うほど手間がかかり、繊細な柄などを作る事ができます。

段通は、パイル密が多いほど手間もかかりますが、「耐摩耗性」・「耐久性」・「耐候性」・「弾力性」などとても優れているカーペットです。

段通にも種類があり、「トルコ段通」・「ペルシャ段通」・「中国段通」日本では、「堺段通」、「鍋島段通」があります。

各カーペット種類の比較まとめ

各カーペットの製法種類を紹介致しましたがいかがでしたか?分かりやすくまとめてみましたので、これまでのおさらいをまとめてみました。

織り名 特徴
平織り
  • 縦の糸と横の糸で交差させて織る方法
  • やや硬めで耐久性や通気性など丈夫に仕上がる
タフテッド
  • マシンで基布にパイプ糸を植え付ける刺繍方式方法
  • 耐久性やボリューム感がある
ウィルトン織り
  • 基布と経糸と緯糸がパイル糸と同時に織る方法
  • ノット数で耐久性が変わる(一般で売られている物は10万ノット)
ゴブラン織り
  • 縦糸と横糸が交互に織られて、とても繊細に作られている
  • 手入れが簡単で、収納も手軽に移動できる
アキスミンスター織り
  • 20〜30の色糸で構成、パイルをU形に切断して作成している
  • 生産量が少ない為カーペット自体に希少性が高い
ジャガード織り
  • ウィルトン織りと同じ種類で作られている
  • 耐久性・耐摩耗性に優れている
ダブルフェース織り
  • ウィルトン織りの技術を応用して2枚同時に作られ、パイル密度が高い
  • 丁寧に使用すれば、5〜7年もつ
段通織り
  • 地経糸に太い毛糸のパイル糸を1本1本カットしながら結び織り上げていく
  • 耐摩耗性・耐久性・耐候性・弾力性、とても優れているカーペット

もし「購入を考えている人」・「これから学んで購入を考えている人」は、まずは基礎知識を着けてからでも損はしません。

中には何も分からず先に購入して後悔している方もいるので、是非この記事を最後まで見て学んでから購入するとをおすすめします。

今回は以上になります。この記事が参考になれば幸いです!最後まで見て頂きありがとうございました。

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