「ベッド周りに間接照明を設置しようか迷っている」「どうやって間接照明を選んだらいいか分からない」とお困りではありませんか?
柔らかい光で部屋を照らす間接照明は、手軽にリラックスする雰囲気づくりができるため、ベッド周りや寝室にピッタリな照明です。
今回は間接照明をベッド周りに設置するメリット・デメリットから、設置する際の注意点まで詳しく紹介していきます。設置を迷っている方は、是非参考にしてみてください。
(トップ画出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E9%96%93%E6%8E%A5%E7%85%A7%E6%98%8E%E3%80%80%E5%AF%9D%E5%AE%A4&sl=ja&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&color=all&mdlrlrsec=all)
間接照明とは?
間接照明とは、光源や照明器具から放射される光で壁面や天井を照らし、反射した光を明かりとして利用した照明のことです。
間接照明は光が直接目に入らないため、まぶしくない、温かみのある柔らかい光で部屋を明るくすることができます。
温かみのある柔らかい光は、寝室などのリラックスできる空間づくりにピッタリな照明です。
また、床や天井に光を反射させることで空間を広く見せることができる効果もあります。部屋の空間を広く、おしゃれに見せたいと考えている方にもおすすめな照明でしょう。
ベッド周りに間接照明を設置したときのイメージ
実際にベッド周りに間接照明を設置した場合、部屋がどんな雰囲気になるのか見ていきましょう。
写真を見ながら自分が理想とする部屋のイメージについて大まかに考えておくと、後々インテリアを考えるのが楽になりますよ。
ベッドサイドに設置できるタイプの間接照明は、手軽に設置できるのが魅力です。複数個置くことで、部屋の明るさもある程度保つことができます。
天井に光を反射させるタイプの間接照明は、天井を高く見せる効果が期待できます。
壁に設置するタイプの間接照明は、照明の場所を取らないため、部屋や天井がスッキリして見えますよ。
ベッド周りに間接照明を設置するメリット
ベッド周りに間接照明を設置する主なメリットは“手軽にリラックスできる雰囲気を作れる“と“睡眠の質を向上させられる“の2点です。
間接照明のまぶしくない明かりは、リラックスできる空間づくりにピッタリです。設置するだけで部屋の雰囲気を柔らかくすることができるため、手軽に部屋の雰囲気を変えられるのも嬉しいポイントですね。
また、強い光は睡眠を邪魔してしまいます。寝ている間は照明を使わないから関係ない、と考える方もいるかもしれませんが、実は寝る1時間前に受ける光も睡眠に大きく影響するんです。
まぶしくない間接照明の光は睡眠の質に影響を及ぼしにくいため、睡眠前に過ごす寝室に設置することで睡眠の質も向上させることができます。
ベッド周りに間接照明を設置するデメリット
手軽にリラックスする部屋づくりができる間接照明ですが、デメリットもあります。間接照明を設置する主なデメリットは“コストが他の照明より掛かる”と“細かい場所はあまり照らせない”の2点です。
間接照明は光がまぶしくない反面、単独で利用するには明るさが足りないと感じてしまうでしょう。
部屋の明かるさを一定に保つためには、照明を複数設置する必要があるため、照明に掛かるコストが自然と高くなってしまいます。
また、間接照明の柔らかい光は細かい場所を照らすには向いていません。細かい作業をする際には、間接照明の光だけでは難しいでしょう。
ベッド周りに間接照明だけの設置はNG⁉理由は?
間接照明が寝室の照明に向いているから、とベッド周りの照明をすべて間接照明にしてしまうのはNGです。一言に寝室、ベッド周りと言っても部屋の環境や過ごし方は様々でしょう。
寝室で書き物をする方やベッドの上で本を読む方もいるのではないでしょうか。デメリットとしても紹介したように、間接照明は細かい場所を照らすには向いていません。
なので『絶対に寝室では寝る以外のことはしない』という方でない限り、間接照明以外の照明を一緒に設置するのをおすすめします。
次からは、間接照明を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
【ベッド周りの間接照明を選ぶ際のポイント】①照明の明るさ
照明の明るさは【lm(ルーメン)】という数値で表すことができます。電気の単位として有名な【W(ワット)】はあくまでも消費電力を表す単位なので、明るさを示す単位ではありません。
部屋の広さに対して適切なlm(ルーメン)の値は以下の通りです。部屋が暗すぎたり、明るすぎたりすると眼精疲労や視力低下の原因にもなってしまいます。適切な明るさを保つように心がけましょう。
部屋の広さ | 適切なlm(ルーメン) |
~4.5畳 | 2200lm~3200lm |
~6畳 | 2700lm~3700lm |
~8畳 | 3300lm~4300lm |
~10畳 | 3900lm~4900lm |
~12畳 | 4500lm~5500lm |
~14畳 | 5100lm~6100lm |
ただし、間接照明は反射光を利用しているため、lm(ルーメン)の数値が適切であっても暗く感じてしまうことがあります。
寝る前などのリラックスしている時はそのままでも大丈夫ですが、作業する際などは他の照明も一緒に使うなどの工夫をしましょう。
【ベッド周りの間接照明を選ぶ際のポイント】②照明の色

照明の色は「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類あり、中でも間接照明に一番おすすめな照明の色は『電球色』です。
電球色は温かみのあるオレンジ色のことで、他の照明より明るさが抑えられたまぶしくない柔らかい光が特徴です。
温かみのある穏やかな雰囲気の光は、部屋を落ち着いた雰囲気やリラックスした雰囲気にすることができます。
温かみのある柔らかな光は間接照明と相性が良く、よりリラックス効果のある部屋作りができるでしょう。
【ベッド周りの間接照明を選ぶ際のポイント】③電球の種類
電球には「白熱電球」「蛍光灯」「LED電球」の3種類あり、間接照明には『LED電球』を使用しましょう。
間接照明は壁面や天井を直接照らすことになるため、熱を発しやすい白熱電球などを使用すると壁面などの材質を焦がしてしまう可能性があるからです。
最悪の場合、照明の異常発熱からの発火に繋がる可能性もあるため、間接照明には発熱が少ないLED電球を使用するようにしましょう。
また、間接照明は光源を隠す構造上、電球の交換が少し難しくなっています。寿命が長いLED電球であれば、こまめに交換する必要がないため、交換に掛かる手間を軽減させることができますよ。
【ベッド周りの間接照明を選ぶ際のポイント】④機能面
照明を設置する際には、“調光機能”や“リモコン付き”などの機能面にも注目してみましょう。
特にリモコンが付いていなかったり、照明のスイッチがベッドから離れた場所にあったりすると、ベッドに寝ころんだまま照明の操作ができずに不便に感じるでしょう。
また、夜中や早朝などのまだ暗い時間にトイレなどで起きる方は、すぐに照明を付けられないと真っ暗な部屋で転倒してしまうリスクもあります。
自分の生活スタイルから、必要な機能を考えてみると後悔しない照明選びができるでしょう。
【ベッド周りの間接照明を選ぶ際のポイント】まとめ
間接照明とは壁面や天井を照らし、反射させた光を利用した照明のことです。光が直接目に入らないため、まぶしくない、柔らかい光が特徴です。
柔らかい光で部屋全体を照らせるため、設置するだけで簡単にリラックスできる空間を作り出すことができます。しかし光が柔らかい分、細かい場所を照らすのには向いていません。
そのため、間接照明を設置した上で読書などの作業をしたいのであれば、他の照明も合わせて設置するようにしましょう。
また、間接照明を選ぶ際には「照明の明るさ」「照明の色」「電球の種類」「機能面」の4点に注目しましょう。