「リビング照明をLEDに取り換えようか迷っている」「照明の光をこだわっても意味があるのか知りたい」とお困りではありませんか?
LEDについてなんとなく知ってはいても、LED照明がどうしてリビングにおススメなのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこで、今回はLEDがリビング照明におススメな理由と、取り換える際の注意点を紹介していきます。LEDへの取り換えを検討している方は是非参考にしてみてください。
(トップ画出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%85%A7%E6%98%8E&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&color=all&mdlrlrsec=all&sl=ja&pp=70&pt=A&p=3)
【リビング照明にLEDがおススメな理由】①寿命が長い
LED照明の最も大きな特徴は、寿命が長いことでしょう。白熱電球の寿命が1,000~2,000時間、蛍光灯の寿命が1万3,000程度なのに対して、LED電球の寿命は4万時間とされています。
LED照明を1日10時間使用したと仮定して、約11年間使い続けることができる計算になります。
高いリビングの天井に付いた照明を何度も取り換えるのは大変ですし、手間に感じてしまいますよね。
長く使い続けることができるLED照明であれば、取り換える手間をぐっと減らすことができますよ。
【リビング照明にLEDがおススメな理由】②電気代が安くなる

LED照明は、白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、白熱電球が消費する電力の20%の消費電力で使用することができます。
消費電力が少ないため自然と電気代が安くなり、省エネ効果も期待できます。
特に照明を使用する頻度が高いリビングの照明をLEDにすることで、大幅な電気代の節約が可能です。
1日8時間、1か月30日使用したと仮定した場合、白熱電球1つをLED照明に取り換えることで1年間で約2,300円もの電気代の節約になります。
【リビング照明にLEDがおススメな理由】③光が熱くならない
LED照明は、熱を逃がしやすい構造になっているため長時間使用しても光が熱くならない、という特徴を持っています。
照明の熱は寒い冬であれば気にならないでしょうが、夏などの暑い季節だと冷房の効きを悪くする一因にもなってしまうため厄介です。
LED照明であれば、照明の熱が気にならないため白熱電球を使用するよりも涼しく過ごすことができますよ。
また、リビングに観葉植物を置いている場合、照明の熱で植物の葉を痛める心配がなくなるため特におススメです。
【リビング照明にLEDがおススメな理由】④光に虫が集まらない
LED照明の光は、白熱電球や蛍光灯と比べて、放出する紫外線の量が少ないため、虫を寄せ付けにくくなっています。
照明の隙間や笠に虫が入り込んでいるのを見つけて、嫌な気持ちになったことが1度はあるのではないでしょうか。
紫外線を出さないLED照明であれば、虫が照明に入り込む頻度をぐっと減らすことができる上に、メンテナンス頻度も少なくできます。
次からは、LED照明に取り換える際に気を付けるべきポイントを紹介していきます。取り換えに失敗しないためにも、しっかり確認しておきましょう。
LED照明に変更する際の注意点
寿命が長く、消費電力が少ないLED照明ですが、長く使い続けることができる分、1個あたりの値段が高くなっています。
間違えて欲しい照明とは違うものを購入してしまうと大きな損失になってしまうため、購入する前に必ず照明の種類を確認しましょう。
特に購入する前に注意するべきなのは『口金』『明るさ』『光の色』『器具との相性』の4つです。
次から、どんなポイントに注意すればいいのか詳しく紹介していきます。しっかり確認して間違えないようにしましょう。
LED照明の口金のサイズには要注意!

口金(くちがね)とは、電球の根元のネジのようになっている部分のことを指します。口金は照明器具との接続部分なので、口金のサイズが合わないと照明自体が使えなくなることもあります。
電球タイプのLED照明を購入する際は特に気を付けなくてはいけません。
日本国内で主に使われている口金のサイズは「E26」「E17」「E11」の3種類です。口金の直径と、対応している白熱電球の形は以下の通りです。よく確認して間違えないようにしましょう。
- E26……直径26㎜ 一般電球形
- E17……直径17㎜ 小型電球形
- E11……直径11㎜ ハロゲンランプ形
リビングの広さに適した照明の光の明るさは?
電球の光の明るさは『lm(ルーメン)』という数値で示すことができます。照明の単位として有名な『W(ワット)』は、あくまでも消費電力を表す単位であり、明るさを示す数値ではありません。
部屋が暗すぎたり、明るすぎたりと適正な明るさでない状態が続くと、眼精疲労や視力の低下を引き起こす危険性があります。
部屋の広さに対して適切なlm(ルーメン)の数値は以下の通りです。照明に表記されているlm(ルーメン)の数値と表を見比べて、適切な明るさを保つようにしましょう。
部屋の広さ | 適切なlm(ルーメン) |
~4.5畳 | 2200lm~3200lm |
~6畳 | 2700lm~3700lm |
~8畳 | 3300lm~4300lm |
~10畳 | 3900lm~4900lm |
~12畳 | 4500lm~5500lm |
~14畳 | 5100lm~6100lm |
リビング照明の”光の色”を変えることで生まれる効果

LED照明の光の色は「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類あります。光の色は部屋の雰囲気が変化する以外にも、様々な効果があります。
照明の色が変わることによって生まれる効果について、詳しく見ていきましょう。
電球色
電球色は、温かみのあるオレンジ色の光のことを指します。他の照明の色に比べて明るさが抑えられた柔らかい光が特徴で、リラックスしたい場所にピッタリな照明の色です。
昼白色
昼白色は、人間に最も身近な光である太陽の明るさに一番近い光と言われています。自然に近い明るさなのでどんな部屋にもマッチしやすいのが特徴です。
昼光色
昼光色は、白っぽく青みが掛かった照明の中で最も明るい光です。青色の光は集中力を高めてくれる効果があり、集中して作業するような場所に向いています。
そのため、リビングに昼光色の照明を設置するのはあまりおススメできません。
光が付かないことも!注意するべき照明器具とLEDの組み合わせ
他の照明と取り換える形でLED照明を取り付ける場合、照明器具との相性も考慮する必要があります。安全に照明を使用するためにも、LEDのパッケージや仕様書をしっかり確認しましょう。
特に気を付けなくてはいけない照明器具の機能は「密閉型器具」「調光機能付き」「断熱材施工器具」の3つです。
パッケージに『対応』の記載がないLED照明は、この3つの照明器具には使うことができません。
無理に使用しようすると故障や発火などのトラブルに繋がります。必ず対応しているLED照明以外は使用しないようにしましょう。
【LEDの光の特徴とリビング照明におススメな理由】まとめ
LED照明には、「寿命が長い」「消費電力が少ない」「光が熱くならない」「虫が集まらない」などの特徴があります。
取り換えの手間が少なく、掛かる電気代が安くなるLED照明は頻繁に使用するリビングの照明にピッタリでしょう。
ただし、LED照明は寿命が長い分、照明1個辺りの値段が高くなっています。間違ったものを購入すると手痛い出費となるため、よく確認して購入するようにしましょう。
特に「口金」「明るさ」「光の色」「器具との相性」の4点には注意してLED照明を選びましょう。