リビングは、家族が一緒に過ごす時間が一番長い空間です。そんなリビングを居心地の良い素敵な空間にするために、北欧タイプの照明で演出してみませんか?
従来の備え付けの照明ではなく、北欧タイプの照明を使うことで雰囲気をガラッと変えることができます。この記事では、北欧の照明の特徴や光の取り入れ方をご紹介していきます。
また、北欧照明を選ぶ時のコツもご解説していきますので、是非参考にしてあなたの家のリビングを居心地のよい素敵な空間にしてみてください。
目次
北欧の照明ってどのように取り入れた方が良い?
北欧の照明は日本の部屋全体を照らす照明とは違い間接照明や、必要なところにだけ光を集めて照らす方法が特徴と言えます。
北欧の人々は、長く暗い冬を家で過ごす時間が増えるので、家具や照明などを工夫して快適な空間づくりの演出に力を入れてきました。
部屋ごとに光の取り入れ方を変えるのも北欧の照明の特徴です。食事をするダイニングは全体を照らす照明を、くつろぎたいリビングでは、落ち着いた雰囲気を演出するために必要なところにだけ光を使います。
北欧の照明でリビングは暗くならないか?
人気の北欧照明ですが、日本人にとっては少し光量が物足りなさを感じるかもしれません。日本人の私たちは、間接照明や、部分的な照明だけで暗く感じないのでしょうか?
実は、間接照明や、部分的な照明でも暗く感じない光の使い方があります。目的に合わせて光を照らせば、決して暗く感じることありません。
北欧の照明での演出方法を意識すれば暗さは気にならなりません。次の章では、光の照らし方のポイントをご紹介していきます。
北欧風に演出する照明の設置方法を紹介
照明の配置のコツは、「目的に合わせて照らす」ことです。食事をするダイニングテーブルでは、テーブル全体を照らす照明を、リビングで本を読むなら手元だけを明るくすれば暗さを感じません。
照明には大きく分けて次の二つに分けられます。この二つは北欧の照明でよく使われる演出方法なので覚えておくと良いでしょう。
- 直接照明 … 照らしたいものを直接照らすこと。
- 間接照明 … 照らしたいものを、壁や天井に反射させて照らすこと。柔らかい光が特徴。
ダイニングテーブルを照らすなら直接照明。部屋全体を明るくしたいなら、間接照明を増やして明るくします。日本のように天井に部屋全体を照らす照明は使いません。
照明の位置を変えたい時に便利なスポットライト
照明を変えて北欧風にイメージチェンジしたいと思っていても、もともと取り付けてある照明の位置と照らしたい場所がづれている場合があります。
では、照明の位置を変えたい時はどうしたらいいでしょうか?そんな時は、自由に照らす場所を変えられる配線レールとスポットライトが便利です。
スポットライトは稼働するので、真下に向ければ直接照明になります。壁に向ければ間接照明にもなるので、簡単に北欧風の照明に仕上がります。
リビングに置きたい北欧照明の代表的なタイプ
ここまでは、光の演出の仕方を解説してきましたが、ここからは北欧照明の代表的なタイプをご紹介していきます。これらのタイプを選ぶことで北欧風のリビングに変えることができます。
ペンダントライト
ペンダントライトとは、天井からチェーンやコードで照明器具がぶら下がっているタイプです。形やデザインはさまざまで、小型の裸電球のようなものや、シャンデリアのような大型のものもあります。
ぶら下がっていることでデザインがつけやすく、北欧照明の中でも人気の形です。カウンターやテーブルの上など照明の下を行き来しない場所に適してた照明です。
スタンドライト
スタンドライトは、床に立てて使うタイプの照明器具です。コンセント式のものが多く、好きな場所に移動して使えます。
壁や近くを照らすタイプや、上向きにして天井を照らすものなど種類はさまざまです。間接照明として使うこともできる便利なライトです。
間接照明
上の章でも紹介しましたが、間接照明は壁や天井などに光を当てて反射させて照らします。光源や電球が直接見えないように設置されています。
間接照明は、光で空間にグラデーションをつくり、くつろぎと癒やしの効果を与えると言われています。上手に取り入ることができれば、お部屋全体をセンス良く仕上げることができます。
リビングに合う北欧照明を選ぶコツを解説
北欧は、日照時間が少なく多くの時間を自宅で過ごしてきました。そのため、自宅を居心地のよい空間に演出するためインテリアや照明にこだわる傾向が強く優れたものが多くあります。
北欧では、必要な場所に必要な明かりを配置する一室多灯の照明を用いられています。おしゃれな空間づくりに北欧の照明を参考にするには選ぶ時にコツがあります。
照明のデザイン性や、明りの色味を選ぶのも大事ですが、あなたの部屋に合っているのかも重要です。次の章では、リビングに合う北欧照明を選ぶ時のコツをご紹介していきます。
リビングに合う北欧照明を選ぶコツ①配置場所
照明は、配置するお部屋が何をするところなのかよって選び方も変わってきます。用途に合わせた照明を選ぶことが重要ということです。
住宅は大きく分けて3つに分けることが出来ます。リビング・ダイニング・寝室です。それぞれの用途に合った照明選びをしていきましょう。
リビングは、家族で一緒に過ごしたり、テレビや音楽を楽しんだり、読書、仕事など多用途に用いられます。
読書や仕事の作業スペースなどには、局部照明を取り入れ一室多灯を用いると落ち着いた雰囲気に仕上がりますよ。
リビングに合う北欧照明を選ぶコツ②照明の種類
室内の照明器具は、主に7つに分けられます。その中でも、全体を照らす全体照明と、部分的に照らす局部照明に分けられます。
- シーリングライト
- ペンダントライト
- シャンデリア
- ダウンライト
- スポットライト
- ブラケット
- スタンドライト
どこに明かりがほしいのかよく確認して、用途にあった照明の種類を選んでみましょう。リビングでは局部照明を上手に組み合わせて演出すると、リラックスできる空間になります。
特に、スポットライトや、スタンドライトを組み合わせることで間接照明を作り出すことができます。
リビングに合う北欧照明を選ぶコツ③照明の形・素材
照明の形や素材によって光の見え方は違ってきます。例えば、ペンダント照明でも、上部が閉じているデザインで金属などの不透明の素材だと直線的な光になります。
また、全体が和紙やガラスなどの透明感のあるデザインのものだと、周りをぼんやりと照らす優しい光が演出できます。
照明をつけたときの光がどのようになるかで、リビングの雰囲気もがらっと変わってしまいます。光がどのような見え方になるか確認して照明を選ぶと、イメージが違ったということもないでしょう。
リビングに合う北欧照明 まとめ
北欧照明でのリビングの演出方法をご紹介してきました。最近では北欧家具が人気になっていて、照明もお部屋に合わせて変えてみるとぐっと北欧風に仕上がります。
北欧の照明を取り入れる時のポイントは、一室多灯の照明。間接照明を上手に組み合わせて、リビングをお気に入りの空間に演出してみましょう。
必要なところに、スポットライトで直接照明を使えば暗さも気になりません。照明器具を選ぶ時は、形・素材も意識しながら、できれば実際に点灯した時の光を確認するといいですね。
この記事を参考にして、是非あなたの家のリビングに合った照明を見つけてみてください。