リビング照明の色を決めるのって大変ですよね。家電量販店に行っても「なんとなく明るい」とか「なんとなく目に優しい」ことしか分からないと思います。
しかしリビングの照明の色にこだわると、「料理がおいしく見える」や「集中力が高まる」といった効果がありますよ。
この記事ではその色の種類や照明の使い方についてご紹介します。ぜひ最後まで読んで参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/3wylDrjxH-E)
リビング照明の色を紹介!
リビングの照明に使われる電球・蛍光灯には、5種類の色があります。
- 電球色
- 昼白色
- 昼光色
- 温白色
- 白色
これらの色の中で、一般的に販売されているのが「電球色」「昼白色」「昼光色」の3色です。なのでこの記事では「温白色」と「白色」は紹介しません。
電球色には「料理がおいしく見える」、昼白色には「物の色がそのまま見える」、昼光色には「集中力が高まる」など驚きのメリットがあります。
リビング照明の色:電球色

電球色とは、暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の色です。電球色と書いて「でんきゅうしょく」と読みます。
他の2色と比べて明るさを抑えた、落ち着きのある暖かい色であり、他にも以下のようなメリットがあります。
- 部屋が落ち着いた雰囲気になる
- 目が疲れにくい
- リラックスできる
- 料理がおいしく見える
この色を使うと落ち着いた雰囲気になり目も疲れにくいので、リラックスしたい場所であるリビングにはピッタリです。
料理をおいしく見せる色とも言われているので、リビングで食事をするご家庭でも大活躍するでしょう。
リビング照明の色:昼白色
昼白色とは、太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。昼白色と書いて「ちゅうはくしょく」と読みます。
他の2色の中間ほどの明るさで、人間が1番慣れている色であり、他にも以下のようなメリットがあります。
- 部屋がいきいきした雰囲気になる
- 自然な明るさ
- 細かい文字が見やすい
- 物の色がそのまま見える
この色を使うといきいきした雰囲気になり、細かい文字が見えやすくなります。スマホの操作や読書・新聞を読むであろうリビングにはピッタリです。
物の色がそのまま見える特徴もあるので「家の中で選んだ服の色が外に出ると違う!」という失敗も起こりません。
リビング照明の色:昼光色

昼光色とは、他の色に比べて白っぽく青みがった最も明るい色です。昼光色と書いて「ちゅうこうしょく」と読みます。
他の2色と比べるともっとも明るさを感じる色で、脳を覚醒させる効果がある色であり、他にも以下のようなメリットがあります。
- 集中力が高まる
- 細かい部分がよく見える
- 眠気が覚める
この色を使うと集中力が高まったり、細かい部分が見えやすくなったりします。リビングで細かい作業をする方にオススメする色です。
しかし細かい部分まではっきり見えるため、目が疲れやすく偏頭痛の原因になることもあると言われています。リビングでリラックスしたいのであれば、違う色をオススメします。
リビング照明の色温度について
リビングの照明を選ぶときに「色温度」という数字を見てもらう事で、どんな色なのか当たりをつける事ができます。
色温度(単位:Kもしくはケルビン)とは、光が発している色を数値で表現する方法です。温度と色の変化の関係を利用し、光の色の変化を数値で表したものとも言えますね。
色温度の数値が低いと、照明の色はこんな風に見えるようになります。
- 赤っぽい
- 落ち着いた雰囲気
- ろうそくの光
日の出・日の入りの色温度は「約2500K」と低く、電球色とほとんど同じ数値です。なので電球色の照明は、日の出・日の入りとよく似た色になります。
反対に色温度の数値が高いと、照明の色はこんな風に見えるようになります。
- 青っぽい
- 爽やかな雰囲気
- 正午の太陽光
昼白色は「約5000K」で正午の太陽光とほとんど同じ、昼光色が「約6500K」で青っぽく見えるようになります。
この色温度を踏まえた上で、次の項目では筆者がオススメするリビング照明の色を紹介します。
リビング照明にオススメの色
筆者がオススメするリビング照明の色は「電球色」です。理由としては、リビングをリラックスする場所として使うことが多いと思うからですね。
もちろんリビングで何かしらの作業をしたり、細かい文字を見たりすることが多い方もいます。その場合は昼白色や昼光色でも問題ないです。
筆者が思う「シチュエーション別オススメの色」も紹介するので、ぜひ参考にして下さいね。
- 小さいお子さんがいるとき→明るさ重視の『昼白色』
- 家族全員が大人やそれに近いとき→落ち着きのある『電球色」
- 細かい作業をすることが多いとき→『昼光色』
風水の観点から選ぶリビング照明の色
風水の観点からリビング照明の色を選ぶとどうなるのかを紹介します。
リビングは家族が集まって楽しい時間を過ごしたり、くつろいだりする大切な場所なので、基本は電球色で大丈夫です。
友だちを呼んでワイワイ楽しむときには、昼白色や昼光色の照明で部屋を明るくしましょう。そうすることで、陽の気が循環していきます。
リビングは、楽しみの気とのんびりくつろげる気が集まる大切な場所です。照明の色を上手に使って、より開運できる部屋を作ってくださいね。
リビングダイニング照明の色はどうすべきか

あなたの家のリビングが、ダイニングとの仕切りがないリビングダイニングの場合、照明色の選び方は2パターンあります。
- 1つの色で統一する
- リビング側とダイニング側で色を変える
基本的にリビングはくつろぐスペース、ダイニングは食事をするスペースです。
なので電球色の照明を使えば、リラックスできて料理も美味しく感じる空間を作れます。
もちろんあなたの好みによって、リビング側には電球色・ダイニング側には昼白色を使うパターンなどもオススメです。
選べないときは「調色照明」がオススメ
もしどうしてもリビング照明の色を選べないときは「調色照明」がオススメです。調色照明とは文字どおり、色を調整できる照明のことです。
これを使えば簡単に照明の色を変えられるので、リビングで1日の場面に合わせた色を選ぶことができます。
とくに最近は、リビングで色の使い分けがしたいという場面が増えてきました。例えば以下のときです。
- オープンタイプのキッチン
- リビングやダイニングで子供が勉強
「1つの色だけじゃなくて、時と場合によって色を変えたい」と思っている方にも、調色照明をオススメします。
「リビング照明の色」の種類と、それぞれのメリットまとめ
「リビング照明の色」の種類と、それぞれのメリットについて紹介しました。この記事をまとめたポイントは以下の通りになります。
- リビング照明の色はおもに3種類
- その3種類とは「電球色」「昼白色」「昼光色」
- 色温度という数値がある
- 筆者のオススメは「電球色」
- 選べないときは「調色照明」がオススメ
照明の色によって料理がおいしく見えたり、細かい文字が見やすかったり様々なメリットがありました。風水の観点からも選び方があるのは驚きでしたね。
また色温度の説明もさせていただいたので、リビング照明の色を選ぶときには、ぜひこの記事を参考にして決めてみて下さい。