照明器具

リビングに適した明るさがわかる!照明をこだわることで得られる効果も解説

「リビングの照明をどのくらいの明るさにしたらいいのか分からない」とお困りではありませんか?

部屋の照明がまぶしかったり、暗すぎたりすると生活していて不便に感じてしまいますよね。

そこで、今回はリビングの照明を適切な明るさにするために見るべきポイントを紹介していきます。是非参考にしてみてください。

(トップ画出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%85%A7%E6%98%8E&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja)

照明の明るさは『lm(ルーメン)』で確認しよう

『lm(ルーメン)』をという言葉を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。lm(ルーメン)というのは、照明の明るさの単位です。

照明に記載されている単位ですぐに思いつくのは『W(ワット)』だと思いますが、W(ワット)とは消費電力を表す単位です。

白熱電球は消費電力に依存して明かりを維持していたため、W(ワット)数が多ければ多いほど照明は明るくなっていました。

しかし、現在主流になっているLED電球はより少ない消費電力で明るさを維持することが可能になったため、新たに明るさを表現するための単位であるルーメンが表記されるようになりました。

リビングの広さに合った明るさの照明を使おう

部屋を最適な明るさに保つためには、部屋の広さに合った明るさの照明を使うことが大切です。適切な明るさとは、まぶしすぎたり、暗すぎたりしない過ごしやすい部屋の明るさです。

明るさが適切でない照明を使い続けていると、頭痛や眼精疲労、視力の低下などを引き起こす原因となります。部屋の広さに対して適切なlm(ルーメン)は以下の通りです。

部屋の広さ 適切なlm(ルーメン)
~4.5畳 2200lm~3200lm
~6畳 2700lm~3700lm
~8畳 3300lm~4300lm
~10畳 3900lm~4900lm
~12畳 4500lm~5500lm
~14畳 5100lm~6100lm

表に記載しているlm(ルーメン)は、部屋に置いてある照明のlm(ルーメン)をすべて合わせた数値になります。

例えば、810lmのLED電球を4個使っている照明器具から確保できる明るさは、810×4=3240lmとなります。

照明のW(ワット)数に対してのlm(ルーメン)の明るさの基準

出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%85%A7%E6%98%8E&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja

照明によっては、lm(ルーメン)の記載がなく、W(ワット)数のみが記載されている場合があります。

W(ワット)数に対してlm(ルーメン)の数値がどのくらいになるのかは、以下の通りです。lm(ルーメン)の表記がない照明には、以下の数値を当てはめて計算しましょう。

W(ワット)数 lm(ルーメン)の数値
180W 2200lm~3200lm
180W~240W 2700lm~3700lm
240W~320W 3300lm~4300lm
320W~400W 3900lm~4900lm
400W~500W 4500lm~5500lm
500W~600W 5100lm~6100lm

照明のデザインによって変わる効果

使用する照明のデザインよって向かう光の配分が変化するため、明るさの感じ方は変わってきます。主な照明のデザイン3つとデザインごとの照明の特徴を見ていきましょう。

主な照明のデザイン
  1. 全般拡散配光タイプ
  2. 直接配光タイプ
  3. 間接配光タイプ

全般拡散配光タイプ

天井から吊り下げるペンダントライトなどがこちらの照明タイプになります。

お部屋全体を均一に照らしてくれるので、柔らかい光になります。あたたかい雰囲気を演出したい方にピッタリな照明です。

直線配光タイプ

天井に取り付けるシーリングライトが主にこちらの照明タイプになります。

照明の下に向かって強い光を届けるため感じる明るさが強く部屋の陰影がハッキリと出やすいのが特徴です。

手元まで明るさが届くので、リビングで作業をする方には特におススメです。

間接照明タイプ

直接的な光をあえて遮り、反射光のみで空間を照らす間接照明タイプは、部屋の雰囲気を落ち着いたシックな印象に演出することができます。

上記の2つの照明タイプに比べて感じる明るさは低くが、部屋を広く見せる効果があるなどオシャレな部屋作りにはピッタリな照明です。

リビングに合った照明の色は?その効果も解説

照明の色は『昼白色』『昼光色』『電球色』の3種類あり、明るさや部屋に与える印象が異なります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

昼白色

昼白色は白っぽく青みが掛かった照明の中では最も明るい色です。手元がハッキリ見やすく、集中力を高めやすい色なのでリラックスする場所であるリビングには向いていません

昼光色

昼光色は太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。自然な明るさの昼光色はリビングにはもちろん、どんな部屋にもマッチします

電球色

電球色はオレンジっぽく温かみのある光の色です。明るさの抑えた優しい光が特徴的で、リラックスする空間を演出するのにピッタリな色です。

リビングの壁紙や家具の色によっても感じる明るさは変わる

出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E9%BB%92%E3%80%80%E7%85%A7%E6%98%8E%E3%80%80%E9%83%A8%E5%B1%8B&sl=ja&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all

照明の色だけでなく、置いてある家具や壁紙の色によっても部屋の明るさは左右されます

白色は光を反射しやすいため、白い壁紙や家具のある部屋では光がより明るく、対する黒色は光を吸収しやすいため、黒い壁紙や家具のある部屋では暗く感じます。

リビングに黒色の家具が多い場合は適切なlm(ルーメン)より少し明るい照明を使用するなど、部屋の内装に合わせて照明の明度を調節しましょう。

照明の明るさは年齢によって感じ方が違う

年齢によっても明るさの感じ方は大きく異なります。20代で必要な明るさを基準として、60代で同じ明るさを得ようとすると約3.2倍もの明るさが必要と言われています。

年齢を重ねるほど人は明るさを感じにくくなってしまうのです。最近では、明るさを調節する機能の付いた照明も販売されています。

家庭内の年齢幅が広い場合は特に、リビングを利用している人に合わせて明るさを調節することができるのでおススメです。

リビングの照明がまぶしく感じる場合の対処法

照明がまぶしく感じた場合の対処法は『照明のカバーを変える』、『明度の低い電球に変える』の2つです。

照明カバーを遮光性の高いものに変えると、光量が抑えられるため明るさが抑えられます。

もう一つの方法は、電球の明度を低いものに変えてしまう方法です。照明の電球を付け替えるだけなので、簡単に照明の明るさを抑えることができます。

照明がまぶしく感じる状態を放置してしまうと、頭痛や眼精疲労を引き起こしてしまう場合もあるため、なるべく早めに対処しましょう。

リビングの照明が暗いと感じる場合の対処法

照明が暗いと感じた場合の対処法は『照明のタイプを変える』、『明度の高い電球に変える』の2つです。

前述でも紹介しましたが、照明のタイプによって感じる明るさが異なります。

特に間接照明などの明るさを感じにくい照明を使用している場合、他の照明タイプに変更することで部屋を明るくすることができます

もしくは、照明に使用している電球をより明るいものに変更することでも照明の明るさを調節することが可能です。

【リビング照明で部屋を適切な明るさにする方法】まとめ

今回はリビング照明で部屋を適切な明るさにするために見るべきポイントについて紹介しました。主に注意するべき点は以下の通りです。

リビング照明で部屋を適切な明るさにするために見るべきポイント
  • 部屋の広さとml(ルーメン)
  • 照明のデザイン
  • 家具と照明の色
  • 部屋を利用する人の年齢

同じ明るさの照明を使用しても、環境や利用する人によって感じる明るさは大きく異なります。

照明がまぶしく感じる状態を放置すると、頭痛や眼精疲労の原因にもなってしまいます。なるべく早めに対処しましょう。

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家っ子
趣味はゲームと読書。『お家で稼ぐ』を目標に日々活動中。 アイコンは友人に描いてもらいました。石のように辛抱強い人間になりたいです。
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