リビングは長い時間を過ごす場所のため、照明器具をうまく使い、雰囲気のある理想の空間にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
照明器具は、リビングのインテイリアには欠かせない存在です。お気に入りの壁紙、おしゃれな家具、素敵な電化製品も、照明器具ひとつでガラリと雰囲気が変わります
リビングはくつろいだり、家族と談笑したりと、多目的に使用する場所です。そんなリビングを、理想の場所にしてくれる照明器具について解説していきます。ぜひ最後まで読んでくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2-%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-3012218/)
リビングの照明器具の役割

リビングの照明器具は、リビングを明るくするだけではありません。広く多目的に使いたいリビングは、照明器具をうまく使うことで、シーンに合わせた雰囲気作りが可能です。
リビングの照明器具は、照明の明るさや光の色で、リビングの印象を変えたり、家具などのインテリアをおしゃれに見せたりしてくれる役割があります。
リビングを理想の空間にするために、3つのポイントから照明を選ぶのがオススメです。
- 照明の明るさ
- 光の色
- 照明の種類
次の章からは、これらの3つのポイントについて順番に解説していきますね。
理想の空間作りにリビング照明の明るさは重要

リビング照明の明るさは、理想の空間作りにとても重要です。どんなにおしゃれなインテリアも、暗すぎたり、明る過ぎたりすると、思っていた空間と違うことになってしまいます。
照明の明るさを表す目安は、「W(ワット)」という単位で表示されます。リビングの広さと明るさの目安を計算する方法をご紹介します。(参考:「大塚商会」https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/led/knowledge/brightness.html)
- 部屋の畳数 × 30W
LED照明が主流になると、LED照明は「W(ワット)」では評価することができません。そのためLED照明は「lm(ルーメン)」という単位で表示されます。
- 部屋の畳数 × 400lm
これらの計算方法はあくまで目安ですが、ぜひ参考にしてくださいね。次の章ではリビングを理想の明るさにするための注意点について解説します。
リビングを理想の明るさにするための注意点

部屋の広さと明るさの目安について解説しましたが、部屋を理想の明るさにするために気をつけておくできことが3つあります。部屋の明るさは、様々な条件に影響を受けてしまいます。
- 照明器具のデザインと素材
- 照明器具の高さ
- 壁紙や家具の色
注意点①照明器具のデザインと素材
同じ電球を使っていても、シェードのようなもので覆われたものと、電球がむき出しになっているデザインでは明るさに違いが生まれます。
また電球のまわりにある素材が、光を通すガラスと光を通さないスチール製とでは違いが生まれます。デザインや素材を考慮して、最適な明るさに調整するようにしましょう。
注意点②照明器具の高さ
部屋の明るさは、照明器具の高さにも影響を受けます。吹き抜けのような天井が高い場所にある照明は、想像以上に部屋が暗くなってしまうことがあるので注意が必要です。
注意点③壁紙や家具の色
意外と軽視されがちなのが、壁紙や家具の色の影響です。黒は光を吸収するため暗く感じ、白は光を反射するため明るく感じます。気にしない人も多いですが、意外と色の持つ効果は大きいですよ。
リビング照明の光の色で雰囲気に違いがでます

リビング照明の選び方のポイントの2つ目は光の色についてです。光の色によって、雰囲気はとても変わってしまいます。日本国内でスタンダードな3つの光の色について解説していきますね。
- 電球色
- 昼白色
- 昼光色
電球色(でんきゅうしょく)
電球色は、オレンジがかった温かみのある色です。明るさを少し抑えめにした落ち着いた色のため、目が疲れにくくリラックスしたい空間にオススメです。
昼白色(ちゅうはくしょく)
昼白色は、もっとも太陽の明るさに最も近いナチュラルな色です。自然な明るさのため、どんな部屋にもマッチします。次に解説する昼光色が明るいという方にもオススメですよ。
昼光色(ちゅうこうしょく)
昼光色は、電球色や昼白色と比較して、白っぽく青みがかった最も明るい色です。脳を覚醒させる効果があるため、集中力を高めたい方にオススメの色です。
リビングの照明器具の種類を知っておこう

リビングを理想の空間にするためには、リビングの照明器具の種類を知っておきましょう。3つ目のポイントは照明器具の種類です。この章では、5種類の照明器具を紹介していきます。
- シーリングライト
- シーリングスポットライト
- スポットライト
- ペンダントライト
- ダウンライト
リビングは、家族が色々な目的で使うため多様性が求められる場所です。そのため、照明器具を1種類だけにするのではなく、使い方に応じて複数の照明を使い分けることをオススメします。
現在は様々な種類と複数の明るさの照明器具を使用して、生活シーンに合わせた空間を作ることが主流になってきています。
次の章からは、照明器具の種類を1つ1つ解説していきますね。照明器具の特徴をしっかり把握して、快適な空間を演出してくださいね。
リビングの照明器具①シーリングライト
シーリングライトは、天井に直接固定するタイプの照明です。シーリングライトは部屋を照らすのに十分な明るさが確保できるため、最もリビングで、使わている照明器具です。
デザインが豊富なシーリングライト
シーリングライトは、天井に移される陰影が楽しめるものや、ステンドグラスのように豪華なもの等色々な種類があります。お気に入りのものをぜひ見つけてくださいね。
プロジェクター付のシーリングライトもあります
最近は、プロジジェクターとシーリングライトが一体化したものも人気です。通常のシーリングライトと同様に天井に装着すると、側面の壁に映写できる機能性の高いシーリングライトです。
リビングの照明器具②シーリングスポットライト
LEDシーリングスポットライトは、天井に直接固定するタイプのスポットライトです。簡単にスポットライト空間を演出できることが特徴です。
スポットライトというと、狭い空間を明るくするようなイメージがあるかもしれませんが、10畳以上の広さでも可能なタイプもあります。
機能も豊富で、タイマー機能、リモコンでの点灯切替機能、防犯用留守番機能等といったように様々な機能を備えたものがあります。
リビングの照明器具③スポットライト
スポットライトは、シーリングスポットライト以外にもいくつかの種類があります。使いこなすことで視点を集めたり、陰影で空間にメリハリをつけたりと様々な演出が可能ですよ。
ライティングレールタイプ
ライティングレールタイプは、天井に取り付けられたレール上に複数のライトを取り付けるタイプです。照明レール、ダクトレール、ライトレールと呼ばれることもあります。
複数のスポットライトやペンダントライトをレールのどこからも取り付けることができますよ。一般にリフォームでの工事費用は約3万円~約5万円必要です。
ブラケットタイプ
ブラケットタイプは、壁につけるライトです。壁を照らすことで空間を明るくし、壁の質感が浮き出されるため、雰囲気のある空間を演出できます。
ブラケットライトの取り付けには工事(約1万円~2万円)が必要で、簡単に替えることはできません。ただ直接目に入らないブラケットライトは、落ち着いた空間作りにオススメですよ。
スタンドタイプ
スタンドライトは、コンセントがあるところならどこでも動かすことができます。サイズや種類も豊富のため、選択肢が多いところも嬉しいですね。
ソファの横、読書スペースなどに光を追加するような形での設置がオススメです。スタンドタイプをうまく使い、理想のムード作りのバリエーションが増やしてくださいね。
リビングの照明器具④ペンダントライト
ペンダントライトは、コードやチェーンで吊り下げるタイプの照明です。照明が低い位置になるため、限られた空間を重点的に明るくすることに適しています。
広い範囲を均一に照らすシーリングライトに対して、ペンダントライトは、狭い範囲を強く照らします。デザイン性が高く、おしゃれなものが多いことも特徴です。
コントラストが強く、明暗がはっきりするためインテリアのアクセントに使用することで、理想の空間作りに役立ってくれますよ。
リビングの照明器具⑤ダウンライト
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明器具です。天井に埋め込まれているため、容易に変更はできませんが、天井がスッキリして空間を広く見せる効果があります。
ダウンライトは、床を照らすスポットライトの効果があるにもかかわらず、数多く設置すれば大きなリビングでも十分な明るさを確保することが可能です。
照らす範囲、電球が交換が可能かどうか、調光が可能かどうか等の違いもあって、その種類は様々です。埃がたまらないことも嬉しい特徴です。
照明器具によってリビングの雰囲気を変えよう まとめ
以上、「【リビングを理想の空間に】照明器具の選び方を徹底解説!」でした。リビングを理想の空間にするための照明器具の特徴を解説しました。
照明器具は、リビングのインテイリアに欠かせないものです。リビングは、明るければ良いという理由から無難なものを選びがちですが、インテリアの差がつくところです。
この記事を参考にして、ぜひあなたの家のリビングを理想の空間にしてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。