革製のソファがべたつき始めたらすべき正しいお手入れ・ケアの方法。

湿気が多く汗をかきやすい夏の時期になると、ソファに座った時にべたつきを感じたり、ソファ自体が肌に張り付いてきた経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

革のソファは布のソファよりもべたつきやすく、こまめに手入れをしておかないとどんどんと汚れていきます。

また、間違ったお手入れをしている人は、知らず知らずのうちに革を傷つけている可能性もあるんです。

今回は正しいソファのお手入れの方法や、日頃から行なって欲しいケアについて紹介していきます。

革のソファにべたつきを感じる原因

革のソファを使用していて、べたつきを感じる原因をあなたは知っていますか?革のソファがべたつくことで悩んでいるのはあなただけではありません。

革の性質上仕方ない点もありますので、革のソファがべたついてしまう原因を紹介していきます。

皮脂汚れ

まず挙げられるのは、人間の皮脂汚れです。特に夏場は汗をよくかくのでその汗がソファについてしまいベタベタしやすいです。

夏場に限らずどの時期であってもソファがべたつくことがありますが、使用している人間の汗などが原因であると覚えておいてください。

加水分解

続いて挙げられるのは「加水分解」という化学反応です。加水分解というのは、水分を含むことで革が剥がれたり、べたついてきます。

加水分解は水をこぼすことも原因ですが、湿気の多い環境で起こりやすい化学反応です。

ソファに限らず革製品は湿気に弱いので、出来るだけ風通しがよく湿気のこもらない場所で保管することがおすすめです。

革のソファは購入してすぐにべたつきを防ぐケアをしよう!

これから革のソファを購入するという人は、購入した直後にべたつきを防ぐケアをしてください。現在革のソファのべたつきに悩んでいる人向けのケアは、後ほど紹介します。

購入した後すぐに行なって欲しいのは、保護クリームを塗るということです。革製品用の保護クリームがありますので、全体にムラなく塗っておくことで、後々のお手入れも非常に簡単になります。

保護クリームによっては色落ちすることもありますので、目立たないところで1度色落ちしないかどうかをチェックし、色落ちしなければそのクリームを全体にムラなく塗っていきましょう。

べたつきが気になる革のソファの間違ったお手入れ方法

革のソファがべたつき始めると、ついついやってしまいがちなお手入れがありますが、実は間違ったお手入れをしている可能性があります。

あなた自身が普段行なっているお手入れが、間違っているかどうかを確認していきましょう。

雑巾で拭く

中性洗剤を薄めて絞った雑巾や、科学雑巾を使用してはいませんか?ゴシゴシと乾拭きをするのもあまりよくありません。

雑巾を使用すると摩擦が革の表面を痛める原因になりますし、汚れが奥へ奥へと押し込まれていくので、かえって汚れてしまう原因になります。

ハンドクリーム・靴クリームを使う

専用の保護クリームの代用品として用いられることが多い「ハンドクリーム」や「靴クリーム」ですが、こちらもおすすめできません。

ハンドクリームは革製品に使うと油のシミや、色が濃くなってしまう可能性があります。一方の靴クリームは油成分も含まれているため、シミやべたつきを生む原因にもなります

べたつきが気になる革のソファの正しいお手入れ方法

もしベタつきが気になるようであれば、ここから紹介する正しいお手入れの方法を実践してみてください。

準備すべきもの

まずケアをする前に、「掃除機」「マイクロファイバークロス」「メラミンスポンジ」を用意しましょう。

全てを用意する必要はありませんが、「掃除機」は必ず用意していただき、「マイクロファイバークロス」と「メラミンスポンジ」はどちらかを用意するようにしてください。

Step1.表面の汚れを”落とす”

べたつきの原因となる皮脂汚れ等は革製品の場合、染み込むことはまずないので表面にある汚れやべたつきを落としておけば大丈夫です。

まずは掃除機などを使って表面の汚れを吸い取ったり、乾いたマイクロファイバークロスで汚れをさっと落としましょう。

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Step2.マイクロファイバークロスで水拭き

水に濡らしてよく絞ったマイクロファイバークロスを用意し、軽く水拭きをしていきましょう。ゴシゴシ擦るのは、革製品を痛める原因になるので控えてください。

革製品の表面のべたつきは、基本水拭きをすれば落ちていきます。

Step3.メラミンスポンジ/ クリーナーでべたつきを落とす

もしも水拭きで落ちないべたつきがあったら、メラミンスポンジを使って擦って汚れを落としましょう。1度目立たないところに使用し、ソファを傷つけていないか確認してください。

市販のクリーナーを持っている場合には、使用方法にしたがってクリーナーでも汚れを落としてみてください。

メラミンスポンジを使う時や、クリーナーを使って汚れを落とす時でも、ゴシゴシ擦ることは控えましょう。

Step4.保護クリームを塗って終了!

最後に保護クリームを乾いた布につけ、満遍なく均等に塗っていけばお手入れは終了です。保護クリームが乾くまでは使用しないようにしてください。

べたつき汚れを落とした後の革のソファの使い方

べたつき汚れを落とした後は、なるべく汚れが付着しないような使い方をしましょう。全ての汚れを防ぐことはできませんが、出来る限りの事はしておきたいですよね。

おすすめは「カバー / タオルケットをかける」ということです。カバーは全体を覆うことになるので、ソファの印象を変えたくない人は、タオルケットがいいでしょう。

カバーやタオルケットをかけて使用すれば、皮脂汚れがソファに直接付着することはありませんし、カバーやタオルケットを洗うだけでいいので非常に楽チンです。

ただし、ソファに汚れがつかないわけではないので、ソファも定期的にお手入れ・ケアをすることが大切です。

べたつきを防ぐために毎日すべきケア

べたつきを防ぐために、日常的に「乾拭き」を行なってください。革の表面に付着した汚れや埃は水分を蓄えてしまうため、汚れを放置しておくと革製品に部分的にシミやカビが発生することがあります。

普段から優しく撫でるように乾拭きを行うと、汚れが付着していない状態になるため、シミたりカビになることはないですし、綺麗な状態を保つことができます。

もし水気のある汚れがあった場合には、雑巾で擦ると水分が伸びてしまうので、革製品を痛める原因にもなります。水気のある汚れを吸い取るように取り除いてから、全体を乾拭きしてください。

本革の弱点

本革の弱点を紹介します。弱点を知っておくと対策にも繋がりますので、革製品を長く使い続けたい人は、弱点も把握しておくといいでしょう。

本革は吸湿性や通気性があるのですが、耐水性がないため水に濡れてしまうとヒビ割れの原因となり耐久性が落ちていきます

例えばトイレに行って手を洗った後に、濡れた手で革の財布を持ったりはしていませんか?濡れた手で革製品を持つのも、ヒビ割れの原因の1つになります。

ソファを使用する際には、飲み物をこぼしたりお風呂の後の濡れた髪の毛を付着させないように注意してください。

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本革じゃないフェイクレザーはべたつきやすい

革製品には、本革だけではなくフェイクレザーやビニールレザーというものがあります。言い方を変えているだけですが、合成皮革や人工皮革のことです。

本革ではないフェイクレザーは、湿度が高い環境に弱く、べたつきや革が剥がれる原因でもある「加水分解」がおきやすかったり、未使用のまま保管しておいてもべたついてくる可能性があります。

これはソファにも起こり得ます。本革に比べると、フェイクレザー製のソファの方が若干値段が安く購入しやすいのですが、フェイクレザー製のソファの場合には、べたつきやすいという点を忘れないでください。

セミアニリンのソファはべたつきにくい

革製品を染める染料の種類に「アニリン」というものがあります。セミアニリンというのは染料の塗り方のことを言い、アニリンで染めた後に特別な顔料を表面に吹き付けることやり方のことを指します。

「セミアニリン」は高級感のある見た目を演出でき、なおかつ傷や水に対する強度を持ち合わせた革にすることができるため、結果的にべたつきにくくなります。

なお、フルアニリンという、革をアニリンで着色しただけの塗り方の場合には、革本来のシワや模様を残すことができますが、傷や水に弱いというデメリットがあります。

まとめ

今回は革のソファがべたついてしまった時の、対策やお手入れの方法を紹介してきました。

革のソファは高級感のある見た目で好きな人も多いとは思いますが、べたつきやすく夏場は少し使いづらいですよね。

皮脂汚れや湿気が原因でべたついてしまうのは仕方がないのですが、しっかりとしたお手入れやケアをしておけば綺麗な状態で使い続けることができ、べたつきもさほど気にならなくなります。

あなたの自宅にあるソファを快適に使い続けるためにも、この記事で紹介している正しい方法で、こまめにお手入れを行なってください。

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