木製のダイニングテーブルがどれも同じように見えて、「違いが全く分からない!」と、あなたは感じていませんか?
一生モノのダイニングテーブルを購入するには、まずは”木の材質”から知る必要があります。
この記事では、木製テーブルの素材の解説と、おすすめの高級木製テーブル・メーカーを6種類ご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pexels.com/photo/round-brown-wooden-table-and-chair-1826387/)
木製テーブルの材質にはどんな種類がある?
高級テーブルを選ぶ前に、テーブルの材質にどんな種類があるのか確認しておきましょう。
ここでは、このあとご紹介するテーブルに使われている材質を、3種類ご紹介しています。
ナラ(オーク)
ナラは、ドングリの木です。オークとも呼ばれます。ナラの木目は虎の模様に似ており、「虎斑」とも呼ばれます。

ウォールナット
ウォールナットは、世界三大銘木のひとつです。経年変化で色が段々と薄くなっていくことが特徴です。

ブラックチェリー
アメリカンチェリーのなる木がブラックチェリーです。黒い樹液の斑点が多く見られます。経年変化で木目が飴色になります。


木製ダイニングテーブルは”仕上げ方法”までこだわろう!
高級なテーブルを購入するからには、細部までこだわって選びたいですよね。
木製テーブルは、木の仕上げ方法にたくさんの種類があります。今回は、家具メーカー『大塚家具』で紹介されている木の仕上げ方法を7種類ご紹介します。
仕上げの種類 | 解説 | お手入れ方法 |
漆塗り | 木の樹液を手作業で何回も塗り重ねた仕上げ。紫外線に弱い。 | ホコリを払ったあとに、柔らかい布で乾拭き。 |
オイルフィニッシュ | 植物性のオイルをすり込む仕上げ。木の質感を楽しむことができる。 | 普段は乾拭き。年に数回オイルのすり込みが必要。 |
フレンチポリッシュ | 昆虫の分泌物をアルコールで溶かし、何度も塗り重ねる仕上げ。 | ホコリを払ったあとに乾拭き。年に数回ワックスをかける必要がある。 |
ラッカー塗装 | 主にアクリル樹脂を使って仕上げる。日光や熱で黄ばみやすい。 | |
ポリウレタン塗装 | 表面に薄い樹脂の膜をつくる仕上げ。つるつるした質感になる | 普段は乾拭き。ひどい汚れは中性洗剤を使って拭き上げる。 |
ポリエステル塗装 | 鏡面仕上げに使われる塗装。部分的に塗り直しもできる。 | |
UV塗装 | 紫外線で硬化する塗料を使った仕上げ。 |
このなかで最もメンテナンスが楽な仕上げは、中性洗剤で水拭きもできる「ポリウレタン塗装」「ポリエステル塗装」「UV塗装」です。
高級な木製テーブルは貴重な”一枚板”もおすすめ
高級なテーブルを購入したいと思ったら、候補として”一枚板のテーブル”もおすすめです。
一枚板は、直感で選ぶことも大切ですが、最も大切なことは、”板が十分に乾燥されているか”なんです。
ただし、乾燥状態を初心者が見分けることは難しいので、店員さんへ「何年くらい乾燥させていますか?」と聞いてみましょう。
一枚板専門店の『鬼童銘木』によると、5年以上乾燥させて板の水分含有率を下げないと、板が反ったり、割れたりする可能性が高まるそうです。
(参考:https://www.kidomeimoku.co.jp/point_table/)
ここからは、おすすめの木製高級テーブルを6種類ご紹介していきます。
木製高級テーブルのブランド①広松木工
家具の産地、福岡県大川市に拠点を置く、広松木工(ひろまつもっこう)からは、『CORNICE サークルダイニングテーブル』をご紹介します。
木が呼吸できるように、自然オイルで仕上げた天板からは、木の肌触り・温もりをそのまま感じることができますよ。
- 【サイズ】φ98 H71(cm)
- 【素材】オーク・ウォールナット・チェリー から選択
- 【仕上げ方法】自然オイル仕上げ
木の家具が好き!という方におすすめのメーカーです。
木製高級テーブルのブランド②飛騨産業株式会社
飛騨家具で有名な岐阜県のメーカー、飛騨産業株式会社からは、森のことばシリーズの『テーブル(W180)』をご紹介します。
森のことばの家具は、「節」を主役としています。木の節を活かしたテーブルからは、表情豊かな自然の造形美を楽しむことができます。
- 【サイズ】幅:180cm 奥行:100cm 高さ:70.5cm 天板厚:3.5cm
- 【素材】ホワイトオーク(節入り)
- 【仕上げ方法】(公式サイトに記載なし)
普段は捨てられてしまう節の部分をうまく生かした、人気のテーブルです。
木製高級テーブルのブランド③マルニ木工
マルニ木工からは、MARUNI COLLECTION シリーズの『MALTA ダイニングテーブル』をご紹介します。
無印良品のプロダクトデザインも手掛ける、深澤 直人のデザインは、シンプルで機能的です。ウレタン樹脂の仕上げで、普段のお手入れも簡単にできます。
- 【サイズ】W2,000×D900×H700mm
- 【素材】オーク・オーク集成材・スチール
- 【仕上げ方法】ウレタン樹脂塗装
ミニマルデザインが好きな方におすすめのテーブルです。
木製高級テーブルのブランド④匠工芸
北海道の家具メーカー、匠工芸からは、『SPREAD dining table square』をご紹介します。
全体的に丸みがかったフォルムが特徴の木製テーブルは、テーブルに角がなく、お子様がいる家庭におすすめです。ウレタン塗装仕上げでお手入れも簡単です。
- 【サイズ】W1650x D850, 900 x H620mm
- 【素材】オーク、ウォルナット
- 【仕上げ方法】オーク:ウレタンクリア、ブラック、ホワイトオイル ウォルナット:ウレタンクリア
角ばったデザインが苦手・柔らかい印象のテーブルが欲しい方にぴったりです。
木製高級テーブルのブランド⑤株式会社アサヒ

日本有数の家具産地である大分県日田市に拠点を置く、株式会社アサヒからは、『SICURO Dining Table 182』をご紹介します。
テーブルの脚が個性的なデザインは、モダンなインテリアにもぴったりです。オイル塗装のため、こまめにテーブルのメンテナンスを行いたい方向けのテーブルです。
- 【サイズ】W1820×D770×H710
- 【素材】オーク材
- 【仕上げ方法】オイル塗装(ON色)
ちょっと変わった木製テーブルをお探しの方におすすめです。
木製高級テーブルのブランド⑥近藤工芸
自社工房で制作した一枚板の家具を販売している、近藤工芸からは、『ブラックチェリー 一枚板 ダイニングテーブル』をご紹介します。
こちらのテーブルは、”木の耳”と呼ばれる、表皮に近いデコボコした部分もそのまま残しているテーブルです。もちろん、1つとして同じものはありません。
- 【サイズ】幅:2140mm/奥行き:950~870mm/高さ:729mm/天板厚み:69mm
- 【素材】ブラックチェリー 一枚板
- 【仕上げ方法】無垢
一枚板は、希少な高級テーブルが欲しい方におすすめです。
高級な木製ダイニング テーブルのまとめ
今回は、木製テーブルの素材の解説と、おすすめの高級木製テーブル・メーカーを6種類ご紹介しました。
ダイニングテーブルは、お部屋のなかで毎日使う家具です。木製の家具は使う頻度が多いほど、味わいが増してきます。
木の色味や木目の出方は素材によって様々なので、テーブルの素材は、まず直感で選んでみるといいでしょう。
お手入れが心配な方は、テーブルの仕上げの種類を確認するといいですよ。「UV塗装」「ポリエステル塗装」「ポリウレタン塗装」のテーブルなら、普段から水拭きをして、お手入れの頻度も少なくおすすめです。
